3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

通算3割、300盗塁(5)

2012-08-27 22:08:41 | Weblog
通算300盗塁を超える選手の特徴としてスイッチヒッターが多い事が挙げられます。柴田勲、西村徳文、松本匡史、松井稼頭央、屋敷要、皆俊足を活かすべくスイッチヒッターになったものと思えます。1、2番を任されて来た選手が多く、かなり高打率を残せる選手もいるのですが、他を圧倒する盗塁数を誇る福本豊を始めとして誰1人として通算打率3割には達していません。通算3割以上を誇っているのは抜群の打撃力で主軸を任され続けて来た張本勲と、メジャー挑戦前3番を任される様になって来た松井稼頭央のみになります。1、2番を任される力はあるものの、本当の意味でのパワーには欠ける選手と言うことになるのでしょう。物凄く単純に言えば、ミートする力が同じなら、パワーのある選手の方が率が高いと言えるかと思います。右打ちに徹したシーズン20本塁打以上を放っ柴田勲や、20本以上の本塁打を放った経験のある選手としては福本豊、高橋慶彦、大石第二郎、高木守道、松井稼頭央等いますが、ある程度のパワーもあるという事実が逆に打撃の粗さに繋がっていった面が、その後の打撃成績を見ると、福本豊を除いてある様に思えてなりません。妙に長打が出る事によりその魅力に取り付かれ、本来の打撃を崩していった点があるかと思います。