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日米を問わず名選手を紹介。

ミケンズ(Glenn Mickens)

2011-09-01 22:27:55 | Weblog
メジャーでの実績は、昭和28年の4登板のみ、勝ち星もなく防御率11.37と全くないに等しいと言っていいかと思います。昭和34年、近鉄バッファローズに入団、38年まで5年間の現役生活を過ごしました。36年新人の本格派徳久利明がエース格だった年以外、37年までは、実質彼がエースだったと思います。38年、徳久利明以外に、落ちる球を武器とする久保征弘の台頭もあり、その年限りで退団になったかと記憶しています。兎に角彼の入団当時の近鉄は物凄く弱く、エースはミケンズであると言うよりも、他の投手はかなりレベルが落ちるものでした。私が彼の名前を初めて知ったのは、オリオンズの4番打者山内一弘の顔面にシュートをぶつけ、その後欠場を余儀なくさせた投手と言う事からでした。山内一弘はそのシュートの残像に悩まされ続けたという記事も見かけましたが、その後の実績を見る限り、あまり影響はなかったかと思います。しかし、そういう記事が出る程、彼のシュートは物凄く威力がありました。ほぼサイドスローに近い位置からの投球でしたが、華麗さとは程遠く、ぎこちない腰の捻り、更には外国人特有の長い手足もあり、打者にとっては、対戦したくない投手だったでしょう。球速自体は、物凄く速いという部類には入らなかったと思いますが、球筋が素直でない事もあり、エゲツない投手というイメージが強く残っています。



通算成績    169試合    45勝51敗    防御率 2.54     546奪三振

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1 コメント

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自責点 (Unknown)
2024-08-28 20:48:50
ミケンズは、自責点の解釈を変更させた「ミケンズルール」でも有名ですね。
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