3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

球速自慢(2)

2015-01-31 13:28:55 | Weblog
前回紹介した小山正明氏の金田正一、米田哲也は軽く投げて160km台、自身はその少し下くらいと言う発言の意図、勝手に推測して見ます。歴代3位の通算320勝と超一流の実績を誇る小山正明氏ですが、その遥か上通算400勝の実績があり、異常とも思える程自身の球速への拘り、自信を常に見せつけている野球界では先輩の金田正一氏を前にして、本心は兎も角としても金田正一氏の顔をたてなければならなかったのでしょう。歴代2位の通算350勝の米田哲也氏に就いては、小山正明氏より3学年下であり、投手としての総合的な実績も対金田正一氏程の差もなく、且つ現役時代の米田哲也投手が小山正明投手をライバル、目標としていた事実もあり、決して遠慮する立場にはないものの、3人の対談という立場もあり、ある意味おまけ的に発言した面もあろうかと思います。但し米田哲也投手の豪速球を高く評価していた背景は間違いなくあったと思います。次回以降、彼らの球速は実際どれ位あったのかに触れていきます。

球速自慢(1)

2015-01-30 16:45:14 | Weblog
小山正明氏の球速自慢が、以前にも増して最近はさらにエスカレートされて来た様な気がしてなりません。比較的最近では週刊ベースボールの[レジェンドたちに聞け]では、楽々150kmを超す減速しない球を投げており球速には自信があった旨の発言をしています。又週刊ポストでの金田正一、米田哲也との歴代勝数ベスト3の投手との対談では、148kmとか150kmの球速は我々の時代ではスローボールであり、金田正一と米田哲也は軽く投げて160km台、小山正明自身はその少し下くらいだろうという発言をしております。もしこの発言の通りだとしたら金田正一と米田哲也の球速は、昨シーズンファストボールの平均球速が100マイル(160.9km)を越したあのチャップマン投手と同等かそれ以上という事になってしまいます。もっと言えば決して軽く投げているとは思えないチャップマン投手の投球スタイルからすると、二人の投手の球速の方が優れており、小山正明自身の球速もチャップマン投手に匹敵するものと発言している様に思えてしまいます。次回続けます。

投票数

2015-01-24 14:48:41 | Weblog
仁志敏久5票、小宮山悟3票、磯部公一1票、清水崇行1票という得票数、何の数字かお分かりでしょうか?昨日発表された日本プロ野球殿堂入り競技者表彰でのそれぞれの元選手に対しての投票数であります。殿堂入りには有効投票数の75%以上が必要とされており、今年の場合有効投票数が332票の為、249票以上獲得が殿堂入りには必要とされています。投票は連記出来るので、332名の表彰委員の内最大で10名、最小でも5名の表彰委員が上記の選手に投票した事になります。上記の選手以外にも何故この選手に投票したのか疑問な選手も多くありますが、厳しい言い方ですが特に上記の4選手どの点が殿堂入りに値するのか、正直全く分かりません。投票した委員も彼らが殿堂入りするとは全く考えずにある意味気楽に投票したかと思いますが、一応表彰委員になっているのですからちゃんとした投票をして欲しく思います。更に言えば表彰委員総数は348名なのに投票委員数は334名、有効投票数は332名と言う数字、14名の委員が投票を棄権、投票した委員の内2名がその投票を無効とされた事実、表彰委員の意識、レベルは問われるべきかと思ってしまいます。

田中将大投手の球速

2015-01-15 19:57:33 | Weblog
昨年のシーズン前、メジャー挑戦の田中将大投手のファストボールの球速を予想しました。その予想というか予測では最速を96.7マイル(155.6km)
としたのですが結果は95.6マイル(153.8km)とpitch f/xのデータで出ています。又平均球速は91.7マイル(147.5km)と予測したのですが、結果はpitch f/xではフォーシームが91.1マイル(146.6km)、ツーシームが91.7マイル(147.5km)、となっていますがツーシームは僅か2球しか投げていないとされています。pitch typeではフォーシーム、ツーシーム併せての集計で91.2マイル(146.7km)、更にInside Edges社のフォーシーム、ツーシーム併せてでの集計でも91.0マイル(146.4km)という結果になっています。この予想と結果では数値が一見非常に近く惜しい様にも思えますが、決してそうではなくかなり外れた予測と言わざるを得ないかと思っております。