
太田幸司投手は、昭和45年から57年までの近鉄バファローズ在籍の13年間の通算成績は58勝85敗、防御率4.05です。キャリアハイの勝ち星は12勝で二桁勝利は3回です。この数字をどんなに贔屓目に見たとしても、近鉄バファローズで一時代を築いたとは言えないかと思います。厳しく言えば甲子園止まりの投手であり、所謂伸びしろのない投手でした。やや硬さやぎこちなさの見える投球フォームから繰り出される球は平凡な速さであり、又変化球や制球力に優れている訳でもありませんでした。よく言えばまとまりのある投手、悪く言えば中途半端な投手と言えるかと思います。この太田幸司投手の球を速いと何回か連呼したのは、私の知りうる限り解説者時代の鶴岡一人氏しかいませんでした。話は少しずれますが、鶴岡一人氏の解説を聞く限り、名監督と称されたのは絶対間違いとしか思えないものでした。テレビでの健康食品のCM、現役時代よりかなり太めになり上の写真の様な彼で効果があるのか、余計なお世話ですが気になってしまいます。