通算3割以上の選手は現在24名いますが、近い将来、現役選手が3割から陥落する可能性が、規定打数に足りた状態で3割を維持している選手より多い状態が続きそうな為、当面増える事はなさそうかと思います。一方300盗塁以上は27名存在しており、現在かなり近づいている片岡易之選手を始めとして当然将来この人数は増えていくはずかと思います。300盗塁以上の選手を見ていくと、殆どの選手が上位の打順、特に1番を任されていた選手になります。現役時代の殆どを主軸を担ってきた選手としたら張本勲と秋山幸二位しかいません。他に強いて挙げれば、南海ホークス時代主に中軸を任され、国鉄スワローズ時代に1番を任されていた飯田徳治が思い浮かぶ位です。しかし秋山幸二はシーズン毎の最高打率でも0.301であり他に0.300丁度のシーズンが1回あるだけで通算3割とは程遠い選手であり、飯田徳治も通算打率0.284と3割に近い選手とは言えないかと思います。率も残せ、盗塁出来る脚力があり、主軸を打てる長打力のある打者としては張本勲しかいない事になろうかと思います。そう言った意味でも、メジャーに移籍するまで通算打率0.308、303盗塁をマークし当初1番、後に3番を任される様になっていた松井稼頭央選手の衰えた状態での日本復帰に対して、何故か残念でならない気がしてしまいます。