昨日の試合で谷繁元信選手は、丁度8000打数に達し1948安打、打率は切り上げで0.244になります。この数字は8000打数の選手の内、最も低い衣笠祥雄の0.270よりかなり低いものです。プロ入りの年齢にもよりますが、ある程度の実績を残し続けていなければ迎えられないのがこの8000という打数かと思います。現役選手は除いたとしても、21名の素晴らしい選手が7000打数以上ながら8000打数に達せず引退しています。その選手の内2000安打に達していないのは1977安打、0.277の毒島章一と1738安打、0.247の伊東勤のみになります。7000という打数を超える選手の殆どが2000安打以上を放っていると言っていいのでしょう。2000安打到達時点での打数としては、多分7000打数以上という選手が多いかと思います。それは通算打率が7000打数2000安打の打率0.2857を上回っている選手が現在15人しかいない事でも推測出来るかと思います。勿論7000打数に達する以前に2000安打を放ち、その後率を落とした選手もいるとは思いますがそんなに多くはないかと思います。7000打数以上を迎える選手の殆どは2000安打を記録しますが、逆に引退の時期が近づいている選手も非常に多いという事が言えるかと思います。その点8000打数に達しながら2000安打未満、丈夫で長持ちの谷繁元信選手は本当に稀有な存在と言っていいかと感じてしまいます。