3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

日米合算通算記録

2010-09-30 22:59:41 | Weblog
以前にも書きましたが、日米の記録を合算する事に、矢張りどうしても釈然としないものを感じます。今季イチローが合算で3500安打を達成し、松井秀喜が合算2500安打に残り5と迫っています。松井秀喜の場合残り4試合ですが、左腕投手の先発が多く予定され、多分今季中の達成は無理かと思います。特にイチローの記録は、日本では話題になっていますが、アメリカでは無関心に近い様です。以前のイチローの節目の記録でも、記録の紹介がビジョンにされた程度であり、米メディアでは殆ど取り上げられなかったと記憶しています。アメリカとしては、メジャーと日本との実力格差がかなりあると信じ、どうしても合算された記録に抵抗があるのでしょう。日本としてはスポーツ紙中心に騒いでいますが、売らんがための姿勢をも感じてしまいます。私の意見としては、日米間の実力格差、試合数もかなり異なる等条件の異なる数字を、単純に合算する事にはどうしても納得いくものではありません。これは決してイチローや松井秀喜の記録を否定するものではなく、環境の異なる次元で出来た記録は合算すべきものではなく、あくまでも参考程度の認識とすべきかと思うものです。

10年連続三割

2010-09-29 21:09:59 | Weblog
今年のイチロー選手は10年連続200本安打が、もの凄くクローズアップされていますが、その偉大過ぎる記録に勝るとも劣らない記録、10年連続3割達成も間違いない状況となってきました。今日の試合終了時点で657打数207安打の0.315の打率で、残り5試合です。つまり残り5試合で33打数ノーヒットでも3割を記録するという事です。常識的に考えて5試合で33打数を記録する事や、その打数全てで凡打に終わる事は、あり得ない為3割以上の打率は保証されたも同然かと思います。メジャーの現役選手ではイチローと同期の、もっとも三冠王に近い打者と言われるアルバートプホルズも同じく多分今年も3割をマークすると思われる為、今年2人の現役打者が揃ってデビューの年からの10年連続3割を記録する事になるかと思います。更にイチロー選手に就いて言えば、日本時代のオリックスでも7年連続3割をマークし、あまり好きな合算記録ではないのですが、17年連続3割を記録するという恐るべき数字を記録しようとしています。50年以上野球を見ていますが、これ程攻守走全てにおいて素晴らしい選手を見た事はありません。来月37歳を迎える彼ですが、未だに殆ど衰えは見えない為、どこまで記録を伸ばすのか、もの凄く興味を持って見守りたいものです。

伊藤智仁

2010-09-28 22:36:48 | Weblog
通算成績では決して傑出しているとは言いがたいが、私が今まで見た投手の内でも、その全盛期の力は歴代の投手の内でも、間違いなくトップクラスに位置すると思います。彼の投球の最大の特長は異常な程に撓る肘と、それに関連する腕が遅れて出てくる事にあるかと思います。その為彼の投じる速球のmaxは確か153kmだったと思いますが、その球速を遥かに凌ぐ威力を感じさせてくれました。更にその快速球と共に決め球のスライダーはもの凄く素晴らしく、本当にその名前の通り打者の振るバットからスライドし、逃げ去るものでした。かってスライダーを主武器とし、大活躍した成田文男をもかなり凌ぐと思います。又西武ライオンズ時代の松坂大輔のスライダーよりそのそのバットからの消え去り方は、上回っていると言って良いでしょう。つまり全盛時の彼は藤川球児にも迫る程の球の伸びと、誰にも投げられないスライダーを投げられた投手だったと言えると思います。しかしそのあまりにも撓り過ぎる腕の振りに、彼の体が追いついていかなかったのでしょうか?故障が多く、本当に彼が力を発揮したと言えるのはデビューの年を含めても、僅か2年だったかと思います。本当にその投球をもっと見たかった投手の筆頭と言えるかと思います。