3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

球速表示(6)

2014-12-24 21:51:01 | Weblog
brooks baseballというホームページに就いて以前にも書きましたが、ここではpitch f/xで表示される球速より更に5フィート(約1.52m)投手寄り、つまり投じられてからより早い時点での球速を表示しております。そこで今回はこの5フィートの距離でどの位球速が落ちるのか、何人かの投手を例に出して調べて見ました。但し個別の投球での調査ではなく、各投手のそれぞれの平均球速での調査である事をお断りしておきます。先ずは現時点での最速投手、知る得る限り初めてファストボールの年間平均球速が100マイル以上を計時したチャップマン投手は100.17マイルが100.2マイル、同じくリリーフ専門の快速球が売り物のヘレーラ投手は99.24マイルが98.1マイル、メジャーリーグの投手としてファストボールが平均的な速さに近い田中将大投手は92.74マイルが91.1マイル、ファストボールの平均球速が最も遅いナックルボーラーのディッキー投手で83.41マイルが81.5マイルという数字になっています。単純に言えば当たり前かも知れませんが、速い投手程球速の落ち込みが少ないと言えるかも知れませんが、もう少し多くの投手を調べて又後日報告したく思います。

球速表示(5)

2014-12-22 20:21:14 | Weblog
チャップマン投手の100マイル以上の投球回数が、pitch typeとpitch f/xで誤差が出る主な理由としては、pitch typeの集計が四捨五入つまり99.5マイル以上は100マイルと表示されるのに対し、pitch f/xの表示は純粋な100マイル以上つまり100.0マイル以上を集計している事がBASEBALL SAVANT.COMによって分かりました。このBASEBALL SAVANT.COMにはpitch f/x導入後の全投手の全投球の球速が表示されているので、最近非常に参考にしております。因みにpitch typeでの集計で100マイル以上を三桁記録している残り二人の投手の内、ケルビンヘレーラ投手は116回に対し57回、又ヨーダーノベンチュラ投手は107回に対し41回と、ワールドシリーズで活躍したロイヤルズの誇る二人の快速球投手でもかなりの誤差が生じています。異なる機器での集計とは言いながらも、純粋に100マイル以上の計測がいかに困難かという一端を表しているかと思います。

球速表示(4)

2014-12-20 08:46:57 | Weblog
今年度の100マイル以上の投球回数としてTHE BILL JAMES HANDBOOKでは、チャップマン投手の473回が最多とされております。しかしネットでの情報では同じくチャップマン投手の395回が最多とされていました。何故この数字の様な誤差が生じるのか、少し調べて見ました。先ずはTHE BILL JAMES HANDBOOKではPITCH TYPEの集計であり、ネットで得た情報はPITCH f/xの集計であるという事です。しかし以前にも触れました様にPITCH TYPEとPITCH f/xでの球速表示においての誤差は殆どないと言っていい程の物凄く小さいもので、約80回に近い誤差が生じるとは思えないものでした。そこで色々と調べていく中で BASEBALL SAVANT. COMというホームページに突き当たりました。今まで日米を問わず投手の球速に関して、非常に興味を持ちこのブログで数多く書いて来ましたが、このホームページに就いては恥ずかしながら初めて知った次第であります。次回続けます。


前田益穂(1)

2014-12-18 14:36:44 | Weblog
昭和33年中日ドラゴンズに入団、その後東京ーロッテオリオンズに移籍し50年に引退した実働17年間の内野手です。この選手のイメージとして先ず最初に浮かぶのが初出場から4年目、レギュラーとなり全試合に出場した昭和37年です。この年リーグ6位の打率0.284、13本塁打、63打点と急に台頭して来た感があります。当時は現在よりも投高打低の傾向がありましたが、この年はその傾向が顕著でありセリーグでは打率3割以上の打者が僅か1人、それも0.307という低さでした。中日ドラゴンズでも主砲江藤慎一選手を打点では上回り、トータルとしても彼に次ぐ成績を残しています。この年の印象が強いせいか前田益穂選手イコール三塁手となりますが、改めて調べて見ると入団から2年間は主にショートを守っていた様です。しかし残念ながらその当時の印象は殆どありません。前田益穂選手のトータルの印象ですが、堅実という言葉が先ず浮かびます。スーパースターでは決してなく地味な存在でしたが、攻守走全てに於いて一定以上のレベルがありました。