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日米を問わず名選手を紹介。

メジャー 奪三振(1)

2012-08-17 14:42:11 | Weblog
シーズンも約7割を過ぎた現在、メジャーで奪三振数が100を超している投手は71名います。単純に計算して1チームに2名ないし3名いるという事になるかと思います。現在トップはデトロイトタイガースと書くと、ジャスティンバーランダーと思われる方は多いかと思いますが、マックスシャーザーと言う最速100マイルに近い球速を誇る右腕投手です。140.2イニングで178奪三振、11.39の奪三振率、スティーブンストラスバーグの139.1イニングの173奪三振、11.17の奪三振率をも僅かに凌いでいます。彼らを含め170奪三振以上は5名、ダルビッシュ有は140.2イニング162奪三振、10.36の奪三振率で数では7位に付けています。色々と言われている彼ですが、三振を奪う力がある事は十分証明しているかと思います。奪三振数上位の顔触れを見ると、ある程度当然の事でしょうが、殆どの投手が速い球を武器としています。しかし一人だけ間違いなく例外の投手がいます。それは168.1イニングで175奪三振を記録しているニューヨークメッツの右腕、RAディッキーです。平均球速130kmを僅かに超す程度の直球とそれよりやや遅い120km台のナックルを武器とし、投球の約8割がナックルになります。直球の平均球速は多分メジャーで最も遅い部類に入るかと思われる投手です。次回もう少し触れたく思います。