3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

現役打者の通算打率3割(14)

2014-01-31 14:40:12 | Weblog
メジャーリーガー、現在37歳、過去に5年連続200安打以上を誇るマイケルヤング選手が引退を表明しました。FAとなりオファーはあった様ですが、メジャーの選手に多く見られる家族と過ごしたいがその理由となっている様です。マイケルヤング選手の通算打撃成績は7918打数2375安打の打率0.300です。厳密に言えば0.29994ですが四捨五入で3割と認められます。。昨2013年は519打数145安打の0.279で、守備範囲が狭くなっていると言われている守備程の衰えは見られないものの、この成績の為通算打率を0.301から1厘落としています。彼の引退理由として通算打率3割があった様に思えてなりません。昨年、一昨年と打率0.270台の選手が今年3割の打率を残すことは物凄く困難な事と思います。昨年3割から陥落したアレックスロドリゲス選手や引退したトッドヘルトン選手の動向もあり、現役選手の通算打率3割以上の打者は13人しか存在しません。通算打率3割、メジャーリーグでも矢張り意義があるものの様に思えてしまいます。

ヤンキースの戦力(1)

2014-01-29 14:08:48 | Weblog
田中将大投手の入団が決定したヤンキースの攻撃力、守備力に触れたく思います。但しメジャーの場合、今後もトレードの動きが有り得るのであくまでも現時点での戦力に関してのものになります。投手に関しては成績予想 田中将大の項目でしましたので、投手以外に触れたく思います。先ずは捕手、アトランタブレーブスよりメジャー屈指の捕手、ブライアンマッキャン選手の獲得により打撃力は比較にならない程アップしたと思います。メジャー通算9年、打率0.277、176本塁打の打撃は素晴らしく、昨年の誰が出て来ても控えの捕手の力量とは雲泥の差であり、年齢的にも今年で30歳と当面の心配はいらないかと思います。次に内野陣ですが、昨年殆ど出場出来なかったショートのデレクジーターとファーストのマークタシェアラ両選手の復活次第かと思います。特にジーター選手は今年40歳という事もあり、どれだけの活躍が出来るか、不安の面が大きく感じます。タシェアラ選手もヤンキース入団後、確実性が欠けて来ている事と故障の多さもあり、矢張り不安は隠せません。今年1年出場停止のアレックスロドリゲス選手のサードとメジャー屈指の好打者ロビンソンカノー移籍後のセカンドを誰が守るか、攻撃力、守備力共に不安要素が大き過ぎる気がします。

ダルビッシュ有vs田中将大(2)

2014-01-27 15:01:11 | Weblog
ダルビッシュ有投手の2013年度のファストボールの平均球速は92.9マイル(149.5km)、最速は98.2マイル(158.2km)であり最速は勿論の事、平均球速も2013年度の田中将大投手の数字を上回っているかと思います。両投手とも投じる球に十分体重が乗り威力を感じます。最近の松坂大輔投手の球に体重が乗り切らない投球とは雲泥の差がある様に思えます。両投手のファストボールの比較ですが、球速、切れ、伸び、重み等全てダルビッシュ有投手の方が上回っている様に感じます。次にスライダーですが、両投手とも本当に威力があり、メジャーでも屈指の使い手と言っていいかと思いますが、ダルビッシュ有の方により威力を感じます。次にメジャーではスプリッターと称されるフォークボールですが、制球力を含めて田中将大投手が優れている様に思います。カーブに関しては両投手とも多くは投げてはいませんが、切れ、大きさ、角度等ダルビッシュ有投手がかなり勝っている様に思います。他の球種を含めても、トータルの球の威力でもダルビッシュ有投手が優れていると思えてなりません。


米田哲也vs村山実(1)

2014-01-26 19:49:56 | Weblog
米田哲也投手と村山実投手、昭和30年代から40年代にかけて活躍した投手です。この二人の投手の共通する点とそうでない点に触れていきたく思います。昭和41年のシーズン後半、正確な日付は覚えていませんが、米田哲也投手と村山実投手は同じ日に20勝を達成しています。その時のスポーツ紙に、米田哲也投手が村山実投手の20勝達成はその実力からして当たり前であり、同日達成出来た事を喜んでいる様な内容の記事が掲載されていた事を何故か今でもよく覚えています。その年米田哲也投手は25勝、村山実投手は24勝でそれぞれリーグの最多勝に輝いています。二人の投手を比較していきたく思います。二人とも右腕豪速球タイプの投手です。阪神タイガースで一時代を築いた同僚、小山正明氏が村山実投手に対して、あの投げ方だから物凄く速い球を投げていた様に思われるが、スピード自体はそれ程速くなかったとの証言や、村山実投手はフォークボール主体の投手との評価がある様ですが、デビュー時から彼の投球を見て来た者としては、決してそうではなく、全力投球から投じられる球はかなり速く、重く、当時セリーグの右腕投手では屈指の威力を誇っていた事を先ず書きたく思います。

ダルビッシュ有vs田中将大(1)

2014-01-25 21:12:44 | Weblog
最初にマスコミ報道の虚実に触れたく思います。田中将大投手のヤンキースとの契約を7年161億と報じているマスコミが多い様ですが、実際には7年1億5500万ドルの契約であり、今後7年間の内に為替変動は当然ある訳で、7年間での総額は日本円での161億ではないという可能性が高いという事です。マスコミは日本のファンに対して分かり易く日本円にしているのでしょうが、あくまでもメジャーの球団が支払う金額はドル建てという事を理解して欲しく思います。一昨日以降日本のマスコミは、田中将大投手の7年総額の金額を話題にし、あたかも6年契約で総額5600万ドルのダルビッシュ有投手より、遥かに田中将大投手の方が優れているかの様な報道が目立ちます。ある程度言わされている或いは言わざるを得ない元プロ野球選手は兎も角としても、一応大リーグ通とされている人達でも、田中将大投手は15勝は間違いなく20勝も十分可能という発言も聞かれたりします。ではダルビッシュ有投手と田中将大投手を比較してどちらが優れているか、私は全く迷うことなくダルビッシュ有と断言したく思います。

成績予想 田中将大投手(5)

2014-01-24 13:57:13 | Weblog
ヤンキース先発2番手は黒田博樹投手です。昨年11勝13敗、防御率3.31の数字を残していますが、今年39歳になる事もあり成績が大きくアップする事はあまり考えられず、寧ろダウンする可能性の方が危惧されるかと思います。しかし球速に大きな落ち込みもなく、投球術にも長けている為そこそこの数字は挙げるかと思います。因みに黒田博樹投手のファストボールの平均は91.5マイル(147.2km)、最速は95.9マイル(154.3km)です。ヤンキースの投手陣の柱となるべき3人の投手の球速表示が非常に近い数値を示している訳で、3人共球速や球の勢いで勝負出来る投手ではないと言えるかと思います。他にも先発候補としてはイヴァンノヴァや万が一化ければ凄い投手になり得るマイケルピネダ投手等いますが、田中将大投手が先発投手陣の柱となっていく可能性は十分にあろうかと思いますし、又なるべきかと思います。しかし2000年前後のペドロマルチネスやランディジョンソン投手や、最近のジャスティンバーランダーやロイハラディ投手の様に、20勝以上、防御率2点台を残す投手となるにはかなりの力不足を感じてしまいます。

成績予想 田中将大投手(4)

2014-01-23 13:27:55 | Weblog
田中将大投手のニューヨークヤンキース入りが決定したとのニュースが入って来ましたのが、前回予想した数字と大きく変わる事はないかと思います。今回はチームの投手陣の内彼がどの位の位置にランクされるのか、チームの攻撃力、守備力に触れたく思います。投手陣の内サバシア、黒田両投手と共に3番手以内に位置されるのは間違いないかと思います。少なくとも開幕当初は1番手ではなく、先発3番手としての役割を与えられるかと思います。その後実力によりもっと上のランクに上がる可能性は大いにあろうかと思います。その理由としては実績抜群、今年度34歳になる一応エースのサバシア投手に衰えの傾向が顕著に見え始めている処にあります。2001年デビューの時からサバシア投手の投球を見ていますが、200cm、120kgを超す巨漢から投じられる球は迫力抜群で、最速は100マイルに達していたかと記憶しています。体型管理さえ出来れば、メジャーで通用しない訳がない程の力を有していた投手でした。しかし昨2013年、徐々に落ち始めていた球速が更に落ち、ファストボールの最速は96.4マイル(155.1km)、平均球速は91.3マイル(146.9km)にまで球速が減少しています。この数字、平均球速はメジャー先発投手の平均と同じであり、最早球速で勝負出来る投手ではなくなっています。

成績予想 田中将大投手(3)

2014-01-21 19:15:08 | Weblog
前回田中将大投手の成績を予想しましたが、その数字の私なりの根拠を書きたく思います。以前松坂大輔の成績を予想する際しつこ過ぎる程書いて来ましたが、矢張り同じ理由、相手打者を圧倒し支配出来る様な投球が出来る球威には欠けるというのが最大の理由です。2013年の田中将大投手のファストボールの最速は156kmであり、150km超の球速の連発も見られましが、その平均球速は2012年度の146.1kmと多分大きく異なる事はないかと推測します。この数字はメジャーリーグ先発投手の平均球速91.3マイル(146.9km)と殆ど変らない事になります。球の伸び、切れ、質等を無視すると、少なくとも平均球速に関しては、メジャーリーグで秀でる投手とは言えないかと思います。又最速の156kmも、球速に於いて勝る投手が多いリリーフ投手は勿論の事、先発投手の内マットハービー、ステーヴンストラスバーグ、グリットコール等の投手はこの156km以上の球速を殆どの試合でマークしており、彼らは皆ファストボールの平均球速でも153km以上を楽に記録しています。つまり田中将大投手の球速は150kmを連発したとしても、必ずしも目立つ程のものではなく、メジャーに於いては少なくとも球速で勝負出来る投手ではないと言えるでしょう。次回続けます。

2014年 野球殿堂入り(2)

2014-01-20 23:14:13 | Weblog
野茂英雄氏は日米共同じ年に殿堂入り候補になっています。日米共にと言うか、日本が米国にならったのでしょうが、引退後5年以上経過の選手を対象とするとなっています。野茂英雄投手のプロでの最後の登板は、メジャー時代の2008年です。一方日本での最後の登板は1994年です。昨年も同じ様な内容の事をこのブログで書きましたが、日本プロ野球は選手の引退時期を明確にすべきかと思います。野茂英雄投手の日本での引退時期は1994年であるという事をしっかり認識して欲しく思います。ここで一つ問題が出て来ます。メジャーに挑戦したものの、平気な顔をして日本に戻り現時点でも現役の選手、松井稼頭央、福留孝介、井川慶等の選手の扱いです。彼らの引退時期をメジャーに挑戦した年の前年と言う訳には、日本に戻って来ているという現実の為、行かないかと思います。しかし2008年、正式に選手としての引退表明をした野茂英雄氏に関しては、日本での引退から悠に5年以上経過しりおり、その時点で殿堂入りの資格を得たと解釈すべきかと思います。従って2012年、引退表明の松井秀喜選手の引退時期も同様の扱いをすべきかと思っています。

2014年 野球殿堂入り(1)

2014-01-19 21:25:49 | Weblog
先日2014年の日本プロ野球殿堂入りの選手が発表され、競技者表彰では野茂英雄、佐々木主浩、秋山幸二の3名が選ばれています。その内野茂英雄氏は殿堂入り資格1年目にして、82.4%の投票を得て選出されています。殿堂入り資格1年目としては史上3人目、史上最年少での殿堂入りとなるそうです。野茂英雄氏はメジャーリーグでも殿堂入り候補として挙げられてはいましたが、こちらでは投票数6、投票率1.1%という数字で投票率5%以下の為、殿堂入りの候補としては残念ながら既に外されています。日本プロ野球とメジャーリーグでの野茂英雄投手の主要成績を振り返って見ます。日本時代、在籍5年、139試合、78勝46敗、1051.1イニング、1204奪三振、防御率3.15。メジャー時代、在籍12年、318試合、123勝109敗、1976.1イニング、1918奪三振、防御率4.24です。メジャー時代の方が在籍年数も含め積み重ねの数字では全て上回っています。次回以降殿堂入りに関して、日米の違いに触れていきたく思います。