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日米を問わず名選手を紹介。

メジャーとの契約(6)

2012-01-31 22:41:04 | Weblog
真田裕貴投手が、アメリカ一本、日本は考えていない、オファーを待つだけと語った様です。ポスティングの際自由契約、つまり投手力の極めて弱い横浜ベイスターズでさえ、引き止めなかった彼に果たしてアメリカからオファーが来るのでしょうか、彼の実力を考えれば考える程、日本も(貴方へのオファーを)考えていないと言う言葉をお返ししたく思います。彼の様な実力不足の選手が、メジャーを目指すのにも凄い憤りを感じるものですが、メジャーで駄目なら、平気で日本に戻ればいいと考えているとしか思えないかの如く、再び日本の球団に所属する選手にはもっともっと憤りを感じてしまいます。最近、特に今年は日本人内野手の実力がメジャー側には解って来た為、かっての様な大型契約はなくなって来ましたが、メジャー挑戦は夢とか、自身の実力を試したいとか、綺麗事を表面的には言いながらも、裏ではお金目当てとしか思われない選手も多く存在していた様に思えてなりません。彼等の考えの根底には、取り敢えず巨額の契約をして、もし通用しないなら日本に戻ればいいと言う感じで、はっきり言ってプライドのかけらすら感じられません。ドラフト候補になりながらも、それを蹴り、メジャー入団を果たした田沢純一投手には、即日本球界に戻れないペナルティがありますが、安易に日本球界復帰を考えている選手にも、何らかのペナルティがあっても然るべきかと思ってしまうものです。

松坂大輔の来シーズン(3)

2012-01-30 11:28:24 | Weblog
松坂大輔のカムバックが何時になるかとはあまり関係なく、先発起用なら多分、ジョシュベケット、ジョンレスター、ジョンラッキー、クレイバックホルツに次ぐ5番手の位置づけになろうかと思います。この位置づけは、少し不調なら中継ぎ降格、更にはマイナー降格の危険性も非常に多くあるものです。クローザーのジョナサンパペルボン移籍の穴は、若さがありながらもメジャー屈指の快速球投手ダニエルバードで埋まるとしても、彼が務めて来たセットアッパーを誰が務めるかも問題となって来るかと思います。制球力に優れず、球数の多い松坂大輔の場合、球数制限で早く交代する可能性も高く、彼の後を投げる投手のレベルが、彼の勝ち星を大きく左右する気がしてなりません。前回触れました様に、メジャーでは決して速くはない球、更には腰の回転が鈍く、横振りに近いフォームになりがちな欠点も目立ち始めており、今年の彼に多くを期待する事はかなり困難かと思わざるを得ません。カムバック時期にもよりますが、どんなに頑張ったとしても、二桁勝利は難しく、ベストで8勝、普通に行けば5勝、防御率はどちらにしても4点台後半位かと予想します。

松坂大輔の来シーズン(2)

2012-01-28 14:23:45 | Weblog
FANGRAPHSというホームページがあります。メジャーリーグの選手に関して、想像を絶するというか、恐ろしい程の色々なデータを集積したページです。投手のデータに関しても、各球場同じ場所に設置されているpitchf/xを通じて多く報告されています。そのページを通じて、昨年の投手のストレート系の平均球速を速い順に調べて見ました。メジャーで登板した全ての投手が対象となり、1ページで30名紹介しています。悲しいかな松坂大輔は15ページ目で登場して来ます。短いイニングに集中出来るリリーフ投手や、1イニングに満たない投手も紹介されている点と、敢えて球速を上げなくとも押さえる事が可能な投手も存在もし、又伸びや切れ等数字では測れない面もある為、決して万能なものではないのですが、15ページ目に彼の名前が登場する事に、寂しさを感じてしまいます。又昨シーズン、ストレート系の平均球速90.3マイルは全体の投手の平均91.5マイルを下回り、最速も93マイルに過ぎません。つまりメジャーの投手としては、彼の球速は良くて平均クラスというのが現時点での力かと思います。今年32歳を迎えるという年齢もあり、彼が150km(93.2マイル)以上の球速を連発するとは、どうしても考えられないものです。

松坂大輔の来シーズン(1)

2012-01-27 14:05:00 | Weblog
報道によりますと、トミージョン手術から順調に回復している様子で、キャッチボールをしている姿も紹介されたりしていますが、相変らずの球の抑えが効きにくいかの如くのフォームで、逆に何故あのフォームでのキャッチボールなのか、素人ながら疑問に思ったりしています。最近彼の名前は、ダルビッシュ有の落札金額との比較でよく耳にするのですが、残念ながらその実力を比較されての記事は殆ど見かけません。ここ2,3シーズンの物足りない成績もあるのでしょうが、最早完全に格下、レベルが違うと言わざるを得ないかと思います。現在発展途上と思われるダルビッシュ有と、全盛期と推測される頃の松坂大輔を比較しても、総合力では迷わずダルビッシュ有が上回っていると断言したく思います。相手打者への威圧感、球威、制球、投球術、全てダルビッシュ有に遅れをとっていると思います。強いて挙げれば、全盛期の打者の手元で消え去るかの如く鋭いスライダーが、空振りを奪える点で、曲りの大きいダルビッシュ有のそれを凌いでいるかと思います。先日、西武ライオンズファンで知られる小倉智昭が、松坂大輔は6月頃カムバックして、150km以上の速球を連発して、活躍するだろうと言う旨の発言をしていましたが、悲しいかな、そんなに明るい未来は彼には有り得ないかと思います。

ダルビッシュ有(10)

2012-01-26 13:31:36 | Weblog
ダルビッシュ有は、札幌ドームの会見で、世界一の投手を目指したい旨の発言をしました。では世界一の投手と誰からも呼ばれるには最も必要な条件は何か、私なりに分析したく思います。メジャーではよく優れた投手に対して、Dominantと言う言葉が使われる様です。日本語に訳すと優勢なとか、卓越したとかの意味になるのでしょうが、野球、投手の場合には打者を支配するとか、圧倒する、牛耳る等の要素が強い様に思います。つまり制球力や多彩な変化球、投球術等により打者を打ち取っていくタイプより、球の力で打者を打ち取れる投手の方が好まれ、評価されているとも言えるのでしょう。ダルビッシュ有には、メジャーでもこの様な、球威で打者をなぎ倒していく投球は十分可能かと思います。同チーム、レンジャース以外のチームにも、単に球速だけでは彼を凌ぐ投手はある程度いますが、前回も触れましたが、彼ほどの迫力を感じさせる球を投じられる投手はほんの一握りかと思います。日本では敢えてそこまでの球速、球威のある投球をしなくとも抑えられるレベルにあると思われる彼が、メジャーの強打者相手に一体どの様な投球を見せてくれるのか、物凄く興味があるものです。

ダルビッシュ有(9)

2012-01-25 12:32:16 | Weblog
インサイドエッジ社の集計によれば、メジャー投手全体のストレート系の平均球速は91.5マイル、先発投手の平均は91.0マイル、右腕投手の平均は91.8マイルとなっています。ダルビッシュ有のストレート系の昨シーズンの平均は92.9マイルと、確かに彼が入団会見で発言した通り、メジャーでは、こと球速に限れば格別速くはないのかも知れません。少し同チームの主戦投手と比較して見ます。先ず先発投手ではアレクシーオガンドは最速99マイルを誇り、平均95.1マイルはメジャー先発投手ではトップになります。左腕先発投手デレクホーランドも最速97マイル、平均94.2マイルになります。又リリーフ投手では最速101マイル、平均96.3マイルのネフタリフェリースや、最速99マイル、平均96.8マイルのマークロー等、単に数字上ではダルビッシュ有を凌いでいる投手はいます。昨シーズン及び昨々シーズン、このチームはワールドシリーズに進出した為、幸いにもこれらの投手を何回か観る事が出来ました。メジャーでもかなりの速さを誇る彼等の投球を、何回か観た上で敢えて断言しますが、ダルビッシュ有の球威の方が彼らを上回っていると思います。彼等を凌駕する球の伸びや切れは勿論ですが、彼等にはない球の重み、凄みというか、レベルの異なる球がダルビッシュ有には備わっていると思います。又球速に関しても、無理せずとも日本の打者なら抑えられる為、潜在能力的には、もっともっと速い球が投げられる様な気がしてなりません。

ダルビッシュ有(8)

2012-01-24 11:24:42 | Weblog
先日テキサスレンジャーズへの入団会見で、ダルビッシュ有は自身のストレートは皆が思っている程速くはないが、変化球は種類も多いし、それなりにいい球が投げられるという旨の発言をしていました。その会見の最後の質問で、何故か金田正一氏の安否を問う質問が出ていましたが、もし同じ立場に金田正一があったならば、あの自信過剰の彼の事、100%間違いなく自身の球の速さを自慢しまくる事が予想されるのに対し、ダルビッシュ有は謙虚なのか、或いは本当にそう思っているのか、格別球の速さに就いて聞かれた訳でもないのに、非常に意外な発言に思えました。では彼の球速がメジャーでは、どの位の位置になるのか、少し踏み込みたく思います。昨シーズンのダルビッシュ有の、ストレート系の平均球速はベースボールマガジン社の記事では、149.4km(92.9マイル)となっています。この数字は、先発投手ではトップであり、リリーフを含めてもファルケンボーグに次ぐ2位となっています。又今シーズンの最速は156km(97.0マイル)と、国内では屈指の速さを誇っていながらも、メジャーではあまり速くないと言う意味なのか、正直速さのみが投手の価値ではないと言いたかったのか、色々勝手に推測すればする程、興味深い発言に感じました。

現役打者の通算打率3割(6)

2012-01-23 11:47:20 | Weblog
通算打率切り上げ3割の選手として0.2996の松中信彦と、0.2995の谷佳知がいます。二人とも既にレギュラーではなく、今後多くの打席に立つ事はあり得ないかと思います。残念ながら二人とも引退の時期が迫っていると言わざるを得ません。年齢による振りの鈍さも目立ち始め、引退の時期がいつになるかは別として、再び正真正銘の3割に到達する事は考えにくいものです。しかし打席自体があまり多くはないであろう為、急激な打率ダウンもありそうもなく、引退時期にもよりますが、0.295以上の打率を引退時には残しているものと予想します。他にポスティングでブリューワーズ入団を果たした青木宣親は、現状通算打率の規定打数4000に丁度100打数足りておりません。しかし通算打率は0.329と非常に高く、もし日本プロ野球に再び戻ってきたら、間違いなく通算打率3割は維持出来るかと思います。それよりも引退時期次第で、歴代通算打率トップにたつ可能性もかなり高いものかと思います。又日本での通算打率0.304の松井秀喜は、未だ所属先が決まりませんが、万が一日本に戻って来たとしても、通算打率3割を切る様な数字になるまで、現役を続けるとは想像しにくく、引退時には3割の数字を残しているものと予想します。

マイケルピネダ(Michael Pineda) (3)

2012-01-22 14:25:34 | Weblog
マイケルピネダはヤンキースの若き捕手ヘススモンテロとお互いマイナーの投手を一人を含んでのトレードで、今年ヤンキースのマウンドに立つ事になります。ヘススモンテロは、9月ロースター枠拡大に伴い昇格し、短期間で4本塁打を放ち、その長打力が期待されている選手です。恐ろしい程打線の弱いマリナーズは、彼の守備があまり良くない事を考え、主にDHとしての起用を考えているかと思います。投手不足のヤンキースと打者不足のマリナーズとのトレード、一見理屈は合いそうなのですが、果たしてどうでしょうか?このトレードに関して、マリナーズがマイケルピネダの将来性をどの様に考え、評価しているのか疑問に感じると同時に、私自身もこの投手の将来性は非常に予測しにくいものと感じます。大きな体とその球威から、物凄く上手く化ければ、将来物凄い投手に成長する可能性もありながら、逆に投球術の成長がなく、折角の球の威力が活かせない投手になってしまう危険性も潜んでいるかと思います。違った言い方をすれば、この投手に関しては、中途半端に終わる事はない様な気がしてなりません。これからの数シーズン、この投手が将来どうなっていくのか、重要になろうかと思います。

現役打者の通算打率3割(5)

2012-01-21 15:37:49 | Weblog
昨シーズン通算打率を0.304から0.302に落した歴代屈指の好打者、前田智徳にも、非常に残念ながら引退の近い時期が来たと思わざるを得ません。最近は代打専門になっており、今年の起用法も間違いなくそうなるのでしょう。現在6948打数2099安打ですが、仮に昨シーズンとあまり違わない52打数と仮定しても、1安打放つだけで、7000打数2100安打のきっかり3割になります。これはあくまでも解り易い数字に当てはめただけで、勿論あれだけの打撃能力を持つ彼が、この様な数字に終わる事はあり得ない訳です。来年まで現役を続け、同じような打数ならば1割台中半の打率でも通算打率3割を保てます。つまり余程長く現役を続けない限り、この天才打者は3割を維持して現役生活を終えるかと思います。残り少ないであろう彼の打席を、出来るだけ見続けて行きたく思います。次にポスティングでメジャー挑戦するも、交渉決裂した中島裕之選手は、現役3割打者の内最も若く、円熟の時期を迎えているかと思います。少なくとも今年は日本にいる訳であり、最近の打数と同じ位と仮定して、0.290を切らなければ3割は維持出来ます。従って今年のシーズンを終えた段階では3割は超えていると予想します。彼の希望通りメジャーに行き、その後日本プロ野球に戻る事なく引退すれば、通算打率3割は保てるかと思います。しかし、もし日本に戻り現役生活を続けるのであれば、松井稼頭央に近い感じになり、引退時には3割を切った数字になるかと思います。