1974年のドラフトで、一躍有名になった投手です。当時一番くじの近鉄バッファローズの指名は松下電器のまでは良かったのですが、驚くなかれ脅威の豪速球投手山口高志ではなく、同僚の福井保夫投手を指名していました。何故彼を指名したのでしょうか?本当に疑問の残る所です。当時色々な推測が流れましたが、はっきり言って福井保夫投手の場合、ある程度野球の解る人なら彼の実力は簡単に解る筈のレベルの投手でした。当然プロでの登板は非常に少ないものでしたが、腰の切れの非常に鈍い感のする、スリークォーターよりやや低い位置から投じる球は、悲しいかな伸び、切れ、速さ全てに於いて、二流投手の典型と言っていいかと思うレベルでした。当時の近鉄バッファローズに色々な事情があるにせよ、少なくと山口高志の同僚、福井保夫以外の選手を指名していれば、これ程の話題にはなっていなかった様な気がします。
通算成績 43試合 2勝3敗 防御率 3.12 57奪三振
通算成績 43試合 2勝3敗 防御率 3.12 57奪三振