今日は_"どんと祭"。
朝からガサゴソと神棚を片付け、家の敷地各所に供えていた"しめ縄"を外しまわって神社へ。
ここ数年はあっちへこっちへとお参りに行ったけれども、
やっぱり地元!
と、同じ地区にある八幡様へ行く事にしました。
前もって宮司のKさんに電話し、今年から三年厄に入るので前厄のお祓いもお願いする。
先月、よっちゃんKワゴンのお祓いお願いした時もそうだったけれど、話が弾んでついつい長居を。
"家々で違う正月の神棚の飾り方、供えるお膳の中身"、
"なぜ厄年があって払うのか"
"住所(集落名)などの由来"
"七草がゆを作りながら口ずさむ歌"
などなど、今日の話題も多岐にわたる。
ちょうど毎年稲の種まきを一緒にする近所の先輩、
”後厄祓い”に来ていたK君も混じって盛り上がる。
本当に"この歳になって"だけれど、
iPhoneの可能性を考えるのも興味があるけれど、
身近な足下、地元地域について改めて知る事が最近面白い。
テレビで周期で変わって行く「知識」でしかないものと、
何となく日頃の感覚に通じるむか~しからの"云われ"、
この対比は面白い。
きっと田舎がプチブームになりつつあるのは、
そんな「本能が納得しちゃう」ものが求められているからだと思う。
みんな不安なんだね。
一方親父は、久しぶりに酒に酔う。
7つ歳上の親友タンコちゃんと一週間ぶり。
二人は私よりも若~い頃に、跡取りでもねぇ~のに継がなくてはならねぇー! という状況から付き合いが始まり、
お互いに身内の問題も重なって大変な中今まで「あいつが居るから頑張るぞ!」と助け合って来た仲。
歳をとるごとに二人とも涙もろくもなってきて、夕方迎えに行った時にはこのところの繰り返し。
「やっぱりおれぁ!あんだを尊敬する。好ぎだぁど!」
と言い合いながら、目には涙を浮かべガッチリと握手をする。
いい光景。思わず"もらい涙"してしまうほど…
お互いに"本気"で付き合ってきたからこその、光景。
そしてタンコちゃんに言われる。
「ひろゆぎちゃん(私)!、このを、おれぁ盛り上げでぇー!
みんな同じ農家なのに、仕事もバラバラで幸不幸の時しか顔見れねんではダメだぁ!」
とアツい話に発展。
何年か前に数回やった東京GAIAとの共催「よっちゃん祭」には必須の地元ゲストで毎回参加してもらったけれど、
それを覚えててくれて、余程楽しかったらしく、
「場所なんて高橋家でも、集会所でもいい!
集落の人と外の人もいっぺ(沢山)招待して、お祭やっぺっちゃー!!
べごっこ(牛)祭りでもなんでもいいがら考えでけろーー!」
と猛烈な説得。
これはやんなくちゃいけなくなってきたようだ。。。
素材は沢山、住む人そのものがなにより価値がある素材であり、ここの魅力。
身近からもそんな叫び。
…迎えのはずが、お茶からコーヒーまで頂きながら約2時間…。
みんな誰かが何かやるのを待っている!