よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

県庁出展・・・

2008年09月30日 | Weblog
所属の直売所仲間と宮城県庁一階にて直売。

今週は「大崎市ウィーク」で、今日一日わが町岩出山が担当。
朝からボチボチの出足で、終わってみれば「え!?そんなに
売ってたの?」という、まあ、合格点の売上。

ウチの単独だと加工品が主だけど、直売所出展なので野菜も
数多く、やっぱり新鮮野菜が並ぶと活気が出る。


昨日も書いたけれど、生産者としてお客さんと直に会話する機会は
とても大事だと思ってる。
けれども、毎回、どこかに出展!となり、募集をかけても手を
上げる人は毎回同じな事が多い。
「私その分、野菜いっぱい出して協力すっから!」
それはもちろん大いに結構なんだけど、自分の出荷物がどういう
評価をされるのか、それを体験する事は今後の大いなるヒントに
なるんだけどなぁ~。
と、毎回のように思う。

参加する人と参加しない人。そこに「差」が生まれる事が、
新しい活気を生むのかも知れない。。。




最盛期の秋みょうが。
今年は色々料理にも使い、初めてカミさん「酢漬け」に挑戦。






1本の電話・・・

2008年09月29日 | Weblog
今年、毎週月曜が周辺農家からの唐辛子買取の日。
直ぐに炭火で火を通す為、必然的に身体が唐辛子臭くなる日でもある。

が、このところの冷込み、そしてボチボチ始まった稲刈りで出荷は
一件のみ。
昨年と比べると、天候のおかげで収穫量は大分少ない・・・


とある電話が。
話をしていると、以前東京で行われた綿屋を楽しむ会で出会った
酒米栽培農家佐藤農場ご夫婦のお父さんから。
わざわざ「よっちゃんなんばん」が美味しいっ!!
という伝える為に頂いたのだけれど、話しているうちに
なんだか盛り上がってしまい、長電話に。

話を聞くと、単なるお父さんではなく、とんでもない方!!
三重県で栽培が始まった酒米「山田錦」。
それを、不可能だという声をよそに我が宮城県で一番最初に育て始め成功
させたのがこの方だった。すんごい人でした。

その際、一握りの種籾からのスタート、成功に至るまでの苦労など、
大変参考になる話を沢山聞いた。

「人と同じ事をしていてはダメだ!」
という言葉が印象深かった。
先日息子さんにお話させて頂いた私の想いなども聞いたらしく、
がんばれよ!と励ましも頂いた。

今、農家が苦しんでいる理由として、米が安いとか色々外部的な
ものもあるけれど、農家自身の努力も足りなかったんだろうと思う。

今でこそ直売所が至る所に出来、昔のように市場出荷だけではなく、
自分で参加し、自分で値付けして売る、という選択肢は広がった。
けれども、佐藤農場の先代も話していたけれど「次の一歩」を考える
農家はまだまだ少ない。

それは兼業農家が大部分で、この辺りでもそうだが、跡継ぎがいない、
米野菜はプラスαで、サラリーマン化。
つまりは「農業が柱」の農家は少ないからかもしれない。

では農業で食べて行こう!といっても、直売所に参加しても結局
出荷者の一人、でしかなく、商売として根本の「お客さん」との対話
は極めて少ないのが現状。

私も何とか10年続けて来れたけど、それはやっぱり卸しの販路を広げる
だけではなく、催事、対面販売でお客さんと色々話して来れたからだと
思っている。
時に苦情、時に励まし、時にはヒント。
色んな言葉をもらって今の商品がある。
結局作るのは私で、食べるのはお客さん。
そこに会話が無いと、商売として、生き甲斐として、面白くないんでは
なかろうか?
と思っている私としては、同じ道を歩いて今がある偉大な酒米農家さん
の話はうなずける部分が多かった。

力がみなぎる一日。



アクシデント・・・

2008年09月28日 | Weblog
デパ地下催事、2日目。

予想通り、私は家に残り加工場にて一日を過ごす。
カミさん1人となったが、ちょうど開店時間くらいに彼女から電話。
「無事に着いたよ」
という内容かと思ったら、開口一番
「く、車がぁ~~!!」
聞くと、営業車スーパーボンゴが煙を吐き、水温メーターMAXになって
しまい搬入口でちょっとした騒ぎにまでなってしまったとの事。

原因はラジエーター本体にヒビが入ってしまい、そこから冷却液が漏れ
てしまったとのこと。

大活躍のスーパーボンゴは義兄から3年ほど前に貰ったもの。
型式は平成間もなくで古いが、20万キロを超えてもエンジンは絶好調で
重宝していた。

ああ、これでお陀仏か・・・
と覚悟するも、ディーゼル車だったにも関わらず、エンジンは無事との
事で、修理もそんなにかからなそうな気配(今のところ)なのでひと安心。

なんだか気疲れした一日で終わる。


手紙・・・

2008年09月27日 | Weblog

藤崎初日の今日。
朝からバタバタと準備しつつ、まずまずの出足。
市内唯一のラー油の卸先でもあるけれど、これが最近
すごく売れている(*^o^*)

今回は「秋なすと甘長唐辛子のよっちゃん炒め」のお惣菜も
出してます。


そんな売り場の空気が動き出すのを横目に、私は例によって
家に戻り一日加工場。
月末という事もあり、注文が殺到していて明日も出れるか微妙。

最近、売り場に立ちたいなぁ~、と思っている催事に限り、
忙しくなってしまってカミさん1人で、というのが多い。
寂しい。。。



そんな、カミさんが一人で参加した先日の「朝市夕市ネットの定期市」。
そこに市内の小学校の児童が、総合学習の一環で、各出展者のお手伝い
をする、という企画があった。
その児童と先生から届いたのが、冒頭のお手紙。

5,6人の児童がウチの唐辛子販売を手伝ってくれ、その感想を各自書いて
くれたのを読んだけれど「販売する」という活動が楽しかった!という
感想を抱く子供が多く、中には、
「商品を売るという事は、その食べ方も
提案出来ないといけないという事がわかった。勉強になった」
なんて、小学五年とは思えない大人の感想を書いて来る児童も居て、
大変興味深く読ませてもらった。

友達も先日キッザニア東京へ子供を連れてったと行ってたけれど、
教育的にももの凄く価値のある体験であろうと思う。
上記のように、物を売る、お金のやり取りを学ぶ以上に、感性豊かな
うちに、体験を通して得るものは大きいだろう。

私は今回残念ながらその場には居なかったけれど、次回はぜひ子供とともに
過ごしたい。

また、今は参加させて頂いている、という立場の「朝市夕市ネット」
だけれど、こういう機会を作れる「市」はすばらしい、と感謝感激で
疲れも吹っ飛ぶ良い1日であった。


めっきり秋・・・

2008年09月26日 | Weblog

朝晩、すっかり寒くなってきましたミ(ノ;_ _)ノ=3
我家では布団は出さないものの、コタツのスイッチを
いじり始めております。

廻りを見ると、徐々に田んぼに入るコンバインの数も増え、
いよいよ集大成の稲刈りが盛期を迎えつつもあります。

畑の唐辛子も、からへ色が変わりつつ、寒さの到来を告げてます。


今月ももう終わり、来月は催事、田んぼ、畑と忙しMAXなんだろな・・・
がんばろうと思います。