よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

たけのこ眼👀。

2020年04月30日 | 農家ブランド

たけのこ出荷箱作りました。シンプルに。

これまでよっちゃん商品用を使ってましたが、微妙に詰めづらく、

せっかく朝堀りなのに開けた時の見栄えが悪いので新調。

近所の親切な段ボール工場、うちのような小ロットでも優しく対応してくれます。

ここの社員は出社すると仕事前に会社周りの道路までみんなでゴミ拾いしてる姿が印象的。





今朝も朝堀り。収量は上がってきました。

竹林でたけのこ探せるようになるのは4時過ぎ。

竹林に陽が入って太陽見えるのは7時前くらい。

勝負の時間です。


今日はいいのが掘れました。20センチ級のちょうど良いサイズ。

掘りたてで一番違うのは「根っこ」部分の味。

掘ったそばからアクが出て旨味が落ち、固いだけになるのが筍なので、

根っこの、なんともいえない旨味を味わっていただきたいです。

小さい筍が好まれますが、それは鮮度の差です。



前回の表年の2018年はすでに100キロ超えしてました。

今年は寒の戻りの影響か、まだその半分くらい。これからです。




たけのこ眼

まずは県内、地元の人に、朝堀りの美味しさを伝えたい! 

遠くのブランドより地元の鮮度だべっちゃ!

と始めた出荷ですが、

朝は流通番長へ集荷までの限られた勝負なので、探す眼と感がものをいいます。

私もカミさんも本気になったら相当に、見つけるのも掘るのも速い。それが仕事なのですが。

ビヨーンと地面から突き出てるのは探さなくとも目にはいりますが、

まだ序盤の今は、一番うまいところを探すとなると、眼が必要。



例えばここ。  ん? と、違和感を感じる、気づくかが第一歩で、




ムムム・・・と覗くと、


あります。

こっからさらに目利きが必要で、

葉っぱの色と大きさで、通称オス(根が浅いもの)かメス(根っこが深いもの)か判断して、

大きさを予測して掘り上げます。

オスはたいてい、ひと鍬ガツンと入れて終わり。

メスは根が深いのでじっくりと周りを掘って長さを見極めないともったいないことになります。


お! あった!と思うと、、、


となりにもう一本!というパターンが今年は多いです。




先っちょしか出てないようですが、掘るとちょうど美味しい20センチサイズ。



やっぱり慣れで、初体験の人はなかなか難しいかもしれません。

私とカミさんも

「ん〜〜〜、全然”見えねーなやぁ〜”今日はあんだに任せっから!」

という日もあります。不思議です。


今年はそういう体験を楽しんでもらえるようなイベント、

竹やぶ会議で企画したかったですが、残念です。

今は乗り越えて来年以降また考えます。


いよいよ シドケ も取れだしました。よっちゃんマヨで最高です。

山菜は冬に身体に溜まった毒を抜く、と言われますが、

ほんのり感じる苦味が美味しいのです。



タケノコほりの道具。

2020年04月28日 | 農家ブランド

タケノコ出荷、毎週 火・木・土 の3日、朝の掘りたてを仙台いたがき様で販売いただきます。

暖冬の仕返しか、今日も朝は強烈な霜で寒かったー!

天気は年々読めなくなってきました・・・。



並んででも買ってくださーい!と切望する気持ちは満々ですが、

コロナの状況もあるので、折を見てお買い求めいただけますとうれしいです。



今朝はカマクラに入っているように、こんもり積んだ竹チップの中にたけのこが。

驚いたことに去年大量にチップにして敷いた場所にはカブトムシの幼虫がたくさん。

昔うちではきのこ栽培やってましたが、収穫後の廃菌からびっくりするほどのカブトムシ取ったの思い出しました。

夏が楽しみです。



日中はあったかいので、竹林は最高です。チョビ隊長も違う意味でハッスルしてます。



たけのこを掘る道具。


これまでは大きさの大小あれど、こういうクワを使ってましたが、

ここ2,3年は、


ツルハシで掘っています。最近いちばん大きいの買いました。

たけのこは良い形、旨味がぎゅっとしてるものはやっぱり根が深く、頭が短いほうがいいのです。


京都とか産地だとこういうのもありますが、使いにくそうで ツルハシです。

かなり重いですがその分スイング軌道も安定するし、尖った片一方があることで、

根を切ってグイッと持ち上げるのがすごく楽。気に入っています。




たけのこ、今日はちょっと早めの冷やし中華もどきでお昼。

よっちゃん生ラー油で味がしまります。







黒い三連星。

2020年04月26日 | Weblog

日中はやっと少し暖かくなってきて、せり仕事をすっかり終えた親父は代掻き。


5ヶ月ぶりに粉砕機が裏山より帰還。 よ〜く働いてくれました。

来シーズンの為にしっかりとメンテナンスをします。


タケノコはまだ少しずつ。もうちょっと気温がほしい。

昨日夕方カミさんと、サム副隊長を連れ見廻りに行くと、北の竹柵付近に気配。

ふと見やると三頭の真っ黒い巨大イノシシが地面掘ってタケノコ掘り出してました。

声を出し追っ払うと、黒い三連星・リックドムのジェットストリームアタックのごとく

竹林を交差しながら逃走。

サムが追いかけようとするが危ないので慌てて引き止め。

あいつらか、、、、と怒りもありつつ、やはり巨体を目の当たりにすると恐ろしい・・・。

だからといって譲るつもりもないので負けずに掘ります。




お弁当も数は少量ですがご注文ちょくちょく頂いており、

自粛で道の駅もお土産店関係も商品全く動かなくなったのでありがたい限りです!


タケノコメンチ。日増しに料理長の腕も上がってきました。

タケノコ食感がいいです。


小女子と合わせた味噌煮、余分に作ってもらいますがついつい食べすぎてあっという間になくなります。



昨年漬けた梅干し。味が落ち着いてきました。


いつもだと「さあGWだ!」と慌ただしくしてましたが、今年は今日が何日だか忘れるほど静かな毎日。

もくもくとやれることをやります。


我が家で今いちばん元気なのはチョビ隊長。
とにかく山へ行くとなるとものすごい張り切りようです。




復活の日。

2020年04月24日 | 農家の風景。



期待していたとおりの天気にならず毎日寒く、

順調だった野菜苗も生育停滞気味。





『今年は暖冬だったし早いぞ〜』と期待していたタケノコも、

いつもなら生出荷の他、茹で作業も始まるほどなのに、低温で旺盛に程遠く。。。

それでもようやく明日から少しずつになるでしょうが、出荷開始します。

また告知させていただきますが、朝堀り!の鮮度抜群を仙台へ運びます!



出荷が始まるともう手が回らないので実質今日が片付け最後。

倒伏・枯れ材の片付け、全体の9割終わりました。

過酷でしたが今年はカミさんも手伝ってくれたのが大きく、

収穫の効率は抜群に上がります。

ほぼ枯竹とはいえゆうに1500本以上は倒したと思います。



竹のせいばかりではなく、雑木を枯れさせる強敵「藤のツタ」もほぼ全面切りました。

祭をするくらい花はきれいですが、

「藤がキレイな山は荒れ山だ」の言葉もあるとおり、

これが雑木にからむと木を倒し、大変です。

太いのはツタの太さが20センチくらいにもなります。


今年もやりきりました。

対イノシシ問題はありますが、絶景のたけのこ山を作ります。

明日からはいよいよ早起きがんばります。



先日、なんか映画でも観ようとアニメかな?と「復活の日」というのを観ました。


そしたらなんとタイムリー。アニメどころではない実写。

深作欣二監督、撮影は剣岳の木村大作さん、主演 草刈正雄さん。


ウイルスに関連したもので、古いですがとてもリアル。おすすめです。

人の作った社会の進歩、進化は素晴らしいと思う反面、

なんと脆いものかと思い知らされます。

怖がるものはしっかり怖がり、これまでを見直し、未来をどう生きるのか。

考えるタイミングなのかもしれません。

ジリジリ気を揉む竹林。

2020年04月22日 | 農家ブランド

なかなかに寒い日が続く。出足冷え性にはキツい。

ありがたいことにお弁当のご注文もポツポツ頂いており、ハシリの筍ふんだんに特集しております。






メインディッシュはタケノコメンチ!

よっちゃんなんばんタラりと塗って

ちょうど良い塩梅に仕上がっております。


竹林片付けもあと少し。


今日はあいにく午後からにわか雨でさらに寒く。

カミさんは出加減見廻り。

この辺も昨年真っ暗だったので驚くべき感動の風景変化です。


土曜日あたりから、出荷開始予定です!