よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ファシリテーション。

2012年01月07日 | Weblog

新年あけて一度目の海山メンバー集結。

新年会を兼ねてランチミーティング。
4人寄れば文殊の知恵ではないけれど、相変わらずシーンとする間がないほどしゃべりまくり

海の手もボチボチ海の仕事に取りかかるメンバーも出て来ており、
活動である新聞バック、布小物を中心にやって来た事、今後の兼ね合いを話し合う。
基本的に、新聞バックがどれだけ売れようと、他の海山で生まれた何かがどれだけ発展しようが、
それを生業にするかどうか、続けるかどうかは海の手が判断する事。
そのバランスの中であくまでも「自立支援」というキッカケを作る事が仕事だと、我々は思っている。

我々の復興プロジェクトの「核」は、システムではなく「人」です。

周囲の人たちから頂いた布、新聞、お金、を形にする、
そして直ぐさまお金に換えられる形を取れればいいのだけれど、

昨年ずっとやって来て、「支援」や「復興」という看板に頼るモノ作りだけはしたくない。
それをずっとポリシーとして育ててやってきました。
その意識が評価され、新聞バックコンクールでは生みの地、四万十で賞を頂く事にも繋がり、
他のインストラクターの方々からも賞賛されました。
今でも百貨店他、純粋に「モノ」としての評価をもらっています。

それが海と山のメンバーの、「地域」で手仕事の価値で暮らす我々みんなの共通意識でもあります。
それが共有出来れば一過性ではない「人同士」のコラボレーションが生み出せる。
その可能性が魅力であり、山の手が手弁当でも活動を続けている理由です。

何でもそうだけれど「一過性」は続かないという当たり前の経験、理屈からそう考えています。

なので、沢山の復興プログラムが乱立する中、そのシステムに乗るだけでは、
本来の意味で人の支援には繋がらない、という我々の考えに賛同頂き、今後も皆様のご助力を頂きたいと、
私は考えていますし、それが海山全体の考え方でもあります。

その上で、海の人たちのバックアップが出来て、再興した海産物と山の産物コラボ。
これが目標といえるのでしょう。

その為の道筋もキチンと仕込んで来ています。




また、ミーティングではもっと幅広いそれぞれの活動も含んだ全体の事も意見交換。

先月くらいから今年の事をず~~っと、ふか~く考えていた。

地域を活性化する仲間との活動について。

やるぞ!という決意のあるメンツも集まるだろうし、面白いテーマがあればくっついてくる人は増えるだろう。最初は。
が、何かが足りない。。。決定的なもの。。。。とずっと引っかかっていた事がある。

一番入り口のよっちゃん農場に関しては、事象ごとにノルかソルかは私が決めれば済む。

が、組織としてどうするかという以前に、リーダーシップ云々より目的よりも先に、
恊働意識を皆が持てるのかどうかがもっとも大事で、それがないと前には進めない。
それぞれの立場で参加する人の集まりであり、関わるスタンスも違うのだから。

そこを形成する為に、サポート出来る人間、組織づくりより前段階、がどうしても必要。

それがファシリテーターの存在。

コレが不可欠。
このポジションを埋めないと多分、失敗する可能性大。

で、海山メンバーでNPO活動で地域づくりをしているKさんに白羽の矢を立てる。
すると当たり前のように「出来ますよ~!」というお答え。

海の手山の手は、あまり心配はしていないが、
それを含む自分の今後のあらゆる活動を連動させて行く為にも(そうでないと身体がモタナイ
どうしてもファシリテーターは必要。
みんな、力はあるけれど、そうであるが故に。。。が一番怖いし、それでバラバラはもったいないし。


海山のみならず、ぜひ、道の駅の次世代懇談会でもKさんに力を借りたいと思っています。