よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

復興プロジェクト。

2011年04月19日 | Weblog

昨日はTシャツだったのに…真冬に逆戻りはないっしょ!という一日。

早朝道の駅へ行き、そのまま打合せ。

前からみんなで少しずつ考えていた復興プロジェクト。

俺らも被災者。
みんな家屋敷商売と確実に傷を負った。周りを取り巻く状況は一変。

けど、やっぱ沿岸部の仲間を思うと「何が力になりたい…何か出来る事はないものか…」

こんなに近くに居て、募金箱に募金も、テレビのチャリティー口座に寄付をするのも違う。
みんなギリギリ一日を過ごす中、ボランティアに行く時間も作れない。

では何をするか。何が出来るのか。を有志みんなで考えてきました。


そうだ!仲間に肩を貸してあげることは出来るじゃないか!
また、一緒に歩けるように!競争出来るようになるために!

で、ちょうど鳴子温泉が南三陸からの避難者2,000人受け入れ(予定)する事になり、
その人たちの力になろう!
とポイントをしぼって俺らの「復興支援プロジェクト」をやろうと決定。動き出します。


今回、私や仲間が感じた事がありました。
ここ宮城で大きな震災が起こり、我々と同じように「力になりたい」と思って寄付をしてくれてる人、
テレビを見ているだけでも凄い数が居る事がわかります。

中でも「宮城でそんな事が!!」と、東北、宮城を思ってくれる時にパッと頭に浮かんだのが、
よっちゃん農場だったりした人が居てくれました。
本当にうれしく、ありがたい事です。
そんな事を仲間に話すと、「十数年会ってない私の同級生も同じ!宮城と言えば!と私を一番に思って電話くれた!」
とうれしそー。
みんなそれぞれの「ありがたい縁」があるね~と、今日しみじみ思いました。


「がんばって復興してね!」
そんな沢山の声にもこたえようじゃないか!という思いも復興プロジェクトにあります。
俺らを応援してくれるのと同じように、俺らももっと大変な人を励まし、応援して
共に復興する姿を、小さいかもしれませんが、応援してくれる皆さんにお返したいという思いがあります。

今。全てを失った人たちも、いずれは今の過酷な状況を乗り越え、元の日常に戻る日が来ます。
私らもそうだけど、今回一番の悩みどころは「お金」。
そこで、幸いにして農の生産者である我々が、大した高給は用意出来ないけれど、
産業支援という形で、南三陸の人たちがいつか自分たちの暮らしに戻る時に幾らかの蓄えが出来るよう、
そして少しでも元気を取り戻せるよう、その枠組みを作り、応援したいと思っています。

今週まずは当事者の避難している方々と直にお話することから全ては始まります。
息の長ーいプロジェクトだし、これから、我々生産者、受け入れている鳴子の旅館を始め、色んな人たちの力を
まとめ組織作りしていかねばなりません。

大変難しい事をやろうとしているなーと、自分でも思います。
が、形にしたい!

どうぞみなさん、今と同様、今後ともよっちゃん共々東北宮城を応援下さい。
みなさんの力もまたお借りする時期が来ます!
そんときはぜひ諸手をあげて力を貸して下さいね!