強烈に冷たい風一日中。夜には雪もちらつく。
昨日は20度弱の暖かさだったのに。
夜、道の駅の仲間宅へお通夜に。
今年は道路脇の不祝儀掲示、欠く事がないほど毎日目にしたが、寒い冬だった事も原因。
そして、このところ増えたのは震災のせいか。
身体の弱ったお年寄りなどには地震も効いたが、その後の停電が響いているよう。
電気毛布など暖も取れず、デイサービスなども停止し、環境のギャップで亡くなる人が
このところ急に増えた。
そんな話をしていると、確かにここ最近、毎日のように救急車のサイレンの音がしていた。
そんな席でも、これまでガソリン不足で行動が限られた所為もあり、
中々会えずに居たおばちゃんや仲間と被害状況を確認し合う。
ウチも酷いが、同じレベルの人、ここでも結構居る事が判明。
が、夕方新聞社の知人Hさんから電話を貰った際も
「どーしてもそっちは今回、脇役だからね~」
そういう事。
脇役でもなんでも「これから」に話が及ぶとみんなで深刻ムード。あれ以来ずっとだ。
「こんなんでめげていられるか!復興じゃぁ!」
と、拳を上げてみたところで、その実、復興とは?と、誰かが言う。
今年、個人ではこうして、この団体ではこう、直売所ではこうやって行こう!
というプランがぜーんぶ根底から吹っ飛んでしまった。
それ以上に、家が無くなったり住めなくなったり、仕事がなくなったり、色んな人が
居る中で、その「欠けてしまった何か」、家や仕事が手に入れば、元に戻れば復興か、と言えば、
何かちがう。
自分達の、加えて周りの視点、ムードまでリセットされてしまい、流れが見えない、掴めない。
以前にも増して、一日が一生懸命なのに…。
きっとそれは価値観が変わってしまったんだろうと思う。
自分達も、周りも。
復興するっていうのは、震災前に戻るのではなく「より、以上に」を目標として、
新しい価値観を作ろうってことなんだろうな。
今はまだショック状態みたいなもので、それが見えない。
けれども、見つけないと前には進めない。
もっともっと悩もう。そして絶対に見つけてみせる。
復興してみせるぞ!