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西脇市立学校学習環境規模適正化検討会議の最終答申(案)

2022-06-23 06:19:43 | 教育・子育て
 6月17日(金)の夜、第9回西脇市立学校学習環境規模適正化検討会議が開催され、委員会の最終答申について議論されました。私も、答申内容や議論を聞きたいと考え、傍聴してきました。傍聴者が多く、別室で映像での視聴でした。ただ、音声が聞き取りにくく、何を話されているか分からず、途中で退席しました。



 6月15日には、小規模特認校双葉小学校の保護者の皆さんから、双葉小学校の存続を求める署名3572筆が市教育委員会に提出されました。その署名について、会議の冒頭、事務局から検討会議にも報告されました。ただし、その署名の扱いについて、議論、意見交換がされなかったのが残念でした。



 資料として配布された答申書『西脇市立学校学習環境規模適正化について』(第12回検討会議案)によると、適正化を進める対象期間は15年間(令和5年度~令和19年度)。
 学びの質を高める学習環境として、①小中一貫教育制度の研究・導入、②就学前教育・高等学校との連携強化、③今日的課題への対応(ア.教科担任制の円滑な導入、イ.GIGAスクール構想の推進、ウ.外国語・英語教育推進、エ.地域・家庭との連携・協働。
 適正な学校規模として、ア.複式学級編成制の回避・解消を図る。イ.全学年に、一定規模の児童生徒数確保を目指す。(1学年2学級以上)
 最終的な学校配置については、①中学校3拠点化(西脇中学校・西脇南中学校・西脇東中学校と黒田庄中学校の統合)、②小学校を4つの現中学校区ごとに1校置く。さらに、中学校校区2拠点化(西脇中学校西脇東中学校黒田庄中学校の統合と西脇南中学校)への準備と小学校配置の見直しを行う。
 私は、今回の答申案について、残念な想いがしています。小学生と中学生の成長の発達段階を同じレベルで考えているということとです。小学生に対しては、少人数でのきめ細かな指導を行うことで基礎学力をしっかりと身に付けさせることができます。大人数では、小学生の学力格差が大きくなります。一方、思春期を迎える中学生は、基礎学力をしっかりと身に付けた上で、自身の学ぶ力で様々な可能性を伸ばすことができます。学年ごとのクラス替えも必要となり、部活動の選択肢も広げるべきだと考えます。
 そのため、小学校は、地域に根ざす意味からも現在の8校を維持すべきだと考えます。さらに、小規模特認校の双葉小学校へは、全国から移住して教育を受けさせたいと思われている保護者の方がいます。西脇市の教育の誇る学校だと言えます。一方、中学校は、2拠点化を進めるべきだと考えています。
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