東野としひろ活動NEWS

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NPO法人チャイルドドクター・ジャパン代表宮田久也さんの講演

2015-12-12 07:42:52 | 地域行事
 12月9日の夜、茜が丘複合施設「みらいえ」で、NPO法人チャイルドドクター・ジャパン代表宮田久也さんの『途上国の子ども達の現状から考える日本の青少年の未来』と題した講演を、楽しみに聴きに行ってきました。



 宮田さんは、西脇市野村町出身で、重春小学校・西脇南中学校・小野高校卒業後、立命館大学在学中に世界一周旅行をされたそうです。東欧・アジア・アフリカでの紛争・洪水・地震での緊急支援活動を行い、エイズや貧困問題でアフリカの医療支援活動するようになったそうです。アフリカ生活は10年を超え、現在、ケニアを拠点に活動されています。



 宮田さんは、講演に入る前に、聴衆の皆さんをリラックスさせようと『後出しジャンケン、負けたら勝ちよ。』のジャンケンゲームを行いました。
 宮田さんは、西脇に帰って来るとホッとし、西脇市の皆さんからエネルギーをもらっているなと感じると話されました。そして、現在の仕事につこうと思われたきっかけは、死にそうな体験をし最後の瞬間だと思った時に、『誰かの役に立つ仕事をしたい』と思われたそうです。
 しかし、アフリカでの仕事はなかなか上手くいかず、悪戦苦闘をされたそうです。何度もやめようと思われたときに、思い直したのはアフリカの子ども達の笑顔であったり輝く瞳だったと話されました。支援の仕方も、日本の支援者とケニアの子ども達を近づけ方法に変更されます。ケニアの子どもの写真を送り、その子を応援する寄付を日本で募られるようになりました。ケニアの子どもたちは、貧しいけれど、『お母さんを楽にさせたい』など、具体的な自分の夢を持っています。また、1年間に3ケ月間の有休をとってアフリカでボランティアを行う看護師を募る『ワーキングシンデレラ』という制度も、日本の企業に提案しているそうです。面白い制度だなと、感心しました。



 宮田さんは、日本の若者に、「お金で簡単に得られる楽しみではなく、自分でできたという喜び、自分ならできるというチャレンジ精神を持ってほしい、さらに今自分ができるベストを尽くしてほしい」と話されました。さらに、グローバル化というのは、アジアの国々と隣人同士仲良く付き合うこと、ヨーロッパ・アメリカの国々と競って日本人の能力を伸ばすこと、アフリカの国々と同じ人間としての目線で接することができる人間性を養うことだと話されました。日本の政治家に聴かせたい、本当の日本が進むべきグローバル化の方向だと考えさせられました。
 宮田さんの話は、実体験に基づく具体的で内容で、それでいて日本人が進むべき方向、未来を語っているように感じました。本当に、刺激を受け、元気をいただいた講演でした。西脇の地が、宮田さんのような若者を育てたことを誇らしく思いました。 
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