小松の旧市街地には昔の名残を感じさせる町家建築が残る。
近江長浜の曳山を模して造られたと伝えられるが、
小松の曳山は明らかに「長浜型」とは趣を異にする煌びやかな美術工芸品。
曳山舞台に至る花道は千両役者のレッドカーペット。
金箔と漆で装飾された豪華な曳山舞台で、
子供役者の熱演が始まる。
歌舞伎三大名作のひとつ「仮名手本忠臣蔵」
お馴染みの「七段目・一力茶屋一幕」
ここは遊女のお軽さんに注目したい。
大歌舞伎の場面では玉三郎のお軽と、
団十郎の由良之助が際立って印象深いが、
歌舞伎の町小松が育んだ可愛い役者陣には、
歌舞伎通の大人も舌を巻く。
2016年5月 石川県小松市
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