「亀崎潮干祭」の見所は多いが、最大の見所は海浜曳き下ろしの場面。
水しぶきを上げながら海の中へ突進する曳き手衆の姿は圧巻。
背後のカメラマンの数も圧巻。
祭りの喧騒を背景に、五月の浜辺は穏やかな場面も見せる。
「亀崎潮干祭」の山車は海浜への曳き下ろしを考慮して台輪幅が広く、重心を下げ安定性を増す工夫がなされている。
5輌の山車が重なり合った光景は、まるで単縦陣で進む艦隊のように美しい。
大観衆が見守る中、春の海風に吹き流しがはためく。
昭和34年の伊勢湾台風で亀崎地区は高潮により水没し大きな被害を被った。
その被害と悲しみから立ち直った情熱と心意気を祭りの現場から発信しよう。
震災の犠牲者への哀悼の念と、復興を祈願する幟がはためいていた。
2011年5月 愛知県半田市
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