旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

尾張津島天王祭2017 其の一

2017-08-06 14:52:55 | その他

 500有余年の歴史を持つ「尾張津島天王祭」

 

 車河戸で出番を待つ5艘の巻藁船。

 

 昨年末には「尾張津島天王祭の車楽船行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録された。

 

 夕刻6時を過ぎる頃、

 

 巻藁船は車河戸南岸に整列を終え、

 

 夕刻7時から次々と提灯の灯がともされる。

 

 伝統の作法に則り、

 

 粛々と手際よく儀式は進められてゆく。

 

 夏のマジックアワーに、

 

 蝋燭の灯りが醸し出す幻想の世界。

 

 故事によれば織田信長や豊臣秀吉も感嘆し、

 

 秀吉は大阪の淀川にこの祭りを移そうとしたほどである。

 

 坊主とよばれる半球形の部分には1年の日数にあたる365個の提灯が飾られる。

 

 真柱、軒提灯、絹灯篭とあわせ500個の伝統に裏打ちされた灯りである。

 

 夏宵の美しき川祭りが始まる。

2017年7月 愛知県津島市


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