一番山の重責を背負い、
各町から山笠のぼせが集結する。
赤手拭いに気合いを込め、
絢爛豪華な飾り山笠を後にして、
鋭い眼光の達磨大師が迫りくる。
「中洲流」最後の流舁き。
追い山の山小屋舁き出し時刻は15日の午前1時20分。
舁き手の表情にも徐々に緊張感が漂ってくるようだ。
酔客も多い街角に高張提灯が祭り情緒を演出する。
いざ、 櫛田神社の山列へ、
西日本最大の歓楽街を山笠は駆け抜けていった。
この夜、中洲の町は眠らない。
2017年7月 福岡県福岡市