湖北に懐かしい汽笛が響いた。
郷愁を感じさせる蒸気機関車を眺め、
長浜の旧市街地を訪ねた。
‛秋の長浜曳山祭’と銘打ったこのイベントは、
「日本の祭りinながはま2016」の長浜曳山祭ユネスコ無形文化遺産登録推進事業として行われる。
併せて「高円宮殿下記念地域伝統芸能賞」の受賞を祝い、
「萬歳樓瀬田町組」による子ども歌舞伎「傾城阿波の鳴門 どんどろ大師の場」の上演です。
高名な振付師、市川団四郎師匠が心血を注ぎこんだ名場面の数々を、
二回にわたり鑑賞することができた。
今年は日程の都合で春の「長浜曳山まつり」を見ることができず残念な思いをしたが、
4月の祭礼時と同様な芝居を豪華な曳山舞台上で楽しむことができ、
心打つ見事な演技に見惚れた。
よくできました!! 若衆から労いの声と拍手が、
これは夕刻から行われる本番に備えた予行なのかもしれない。
子ども歌舞伎は山蔵近くの町角で見たいものだ。
曳山に提灯が付けられ夜の出番を待つ。
2016年10月 滋賀県長浜市