秀逸な祭りは昼と夜の表情を併せ持つ。
夜車山の巡行に向けて提灯が灯りはじめる時刻・・・
一つ一つ丁寧な手作業で灯を入れる。
365個の蝋燭による灯りを纏い夜車山は御城下へ繰り出す。
お囃子の楽の音が一段と高まり・・・
電球の灯りでは決して表現できない万燭光の趣。
巧みな手子の梶棒さばきで・・・
燈衣を振るわせながら車切をきめ。
手子の心意気に惚れ込む。
夜桜に祭り風情を添えて・・・
春祭の夜は更けてゆきます。
2014年4月 愛知県犬山市