旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

阿波おどり・2011 追いかけて「うずき連」 其の三

2011-12-31 19:33:16 | 阿波おどり

8月15日は阿波おどりの最終日。

「うずき連」公式HPの予定表には‘阿波銀行本店踊り’と記載されている。

おそらく、銀行の駐車場の一角で演舞を披露するのであろうと想像していた。

阿波おどりの最終日は月曜日、日本経済を下支えする銀行は通常の営業をするはずである。

 

昼前に阿波銀行本店を訪れ驚いた。 営業時間中のロビーで「うずき連」が踊るのだ。

こんな町が徳島以外の何処にあるだろうか・・・

阿波銀行の行員さんから丁寧に椅子まで用意していただいた、有難いことである。

阿波おどりの中に町がある徳島市、当り前のように踊りの中に銀行もあった。

何事も東京に右へならえのご時世に、徳島では独自の踊り文化が息づいていた。

 

多分「うずき連」の最年少踊り手ではないだろうか。

学業に遊びに多忙な世代であろう、是非とも将来の踊り役者を目指していただきたい。

 

若手のイケメン踊り手には女子行員からの熱い視線が注がれていた。

 

夏の盛りに春が香った。

 

午後からは「徳島市立文化センター」の最終演舞を楽しんだ。

私にとっては、この演舞が今年の「うずき連」の見納めとなる。

 

この時の座席は前から3列目の39番。

ある意味で最も贅沢な位置である。

鳴り物に最も近い席で名人の三味線に酔いしれた。

 

ステージ演舞では刻々とライティングが変化する。

同じ所作でも照明の具合でずいぶん雰囲気が異なってくる。

 

優美な女踊りで知られる「うずき連」

この団体技は女踊りの最も美しい所作の一つと思っている。

 

女踊り、男踊り、鳴り物、さらには集団演舞、個人技・・・

とても、撮りきれるものではない。

阿波おどりの奥深さを今回も思い知らされた。

 

卯月の春に徳島の地でお会いしましょう。

2011年8月 徳島県徳島市

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阿波おどり・2011 追いかけて「うずき連」 其の二

2011-12-31 14:29:01 | 阿波おどり

先日、テレビのクイズ番組で「日本の県で電車が走ってない県は?」との問題があった。

正解は徳島県とのこと。 しばらく考えて納得・・・

徳島駅から鮎喰駅まで気動車に乗ってみた。

自由気ままな祭り見物の旅はローカル列車がよく似合う。

 

鮎喰駅から程近いショッピングセンターで「うずき連」の演舞を楽しんだ。

桟敷や舞台で見物するショーアップされた踊りは見事だが、地元密着の和む演舞も楽しい。

「ショッビングプラザ・タクト」の子供広場での一見ユーモラスな場面を一枚。

 

演舞前の打ち合わせ風景を捉えてみた。

真剣な表情に注目!!

話の内容に聞き耳を立ててみたいものだ。

 

南内町演舞場は新町川に沿って緩やかなカーブを描いている。

8月14日 時刻は19時27分

先頭横6列に展開した豪華女優陣が桟敷を桜色に染め上げる。

先頭の踊り子さんが眺める花道の光景はどのようなものなのだろうか。

 

単純であるがゆえに限りなく奥が深い阿波おどり。

群舞を撮ってよし、個人技を狙ってもよし。

定番の笑顔もよし、想定外の仕草は更に味わい深し。

 

伝統芸能としての演舞には常に地方の存在がある。

阿波おどりでは鳴り物と呼ぶ。

「うずき連」鳴り物衆の立ち姿は一本の竹の如く凛々しい。

 

 満員の桟敷からは大観衆の視線が踊り手に集中する。

巨大な桟敷は阿波おどりの風物詩なのかもしれない。

 

8月14日 20時37分 藍場浜演舞場

この日の藍場浜周辺は身動きできないくらい混雑を極めた。

カメラを持つ手が疲れてくる、大観衆の熱気、踊り手の額からは大粒の汗が噴き出す。

この後も市役所前演舞場と南内町総踊りが待つ。

2011年8月 徳島県徳島市

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