阿波おどり見物に訪れた徳島、駅の改札を出ると一枚のポスターが目に留まった。
美しい踊り子さんを先頭に見事な隊列の阿波おどり写真に暫し見とれた。
徳島市観光協会の徳島PRポスターだ。
こんな写真を撮ってみたいと思うが・・・無理であろう・・・
ならば、この有名連を少し追いかけてみよう。
阿波おどり初日の8月12日、夕刻6時30分に藍場浜演舞場C席に陣取ってみた。
C席は踊り連入り口に最も近い自由席で料金も安い、連は瞬く間に目の前を通り過ぎてゆく。
オープニングの桟敷に踊り込む直前の踊り子さん達の表情や仕草を確認したかったからだ。
サアー!! 締まって行こうー!!
2011年阿波おどり 「うずき連」はじめの一歩である。
お馴染みの笑顔が今年も健在だった。
「阿波のうずきは桜に染まる 踊りゃおもても桜色」
演舞が始まれば撮影のチャンスは、ほんの一瞬。
「うずき連」の夏がスタートした。
この日は市役所前広場で地元のケーブルTVに出演。
噴水前での演舞だが、踊り子さんに見惚れて噴水池に映るシルエットを撮らなかったことが悔やまれる。
小気味良い団扇さばきが身上の男踊り。
十人十色の顔業師の表情に魅入った。
市役所前演舞場の出口から桟敷を狙ってみた。
撮影時には気付かなかったが、イチロー選手のCM看板が演舞を見守っていた。
8月13日は「あわぎんホール」で選抜阿波おどり大会を楽しんだ。
毎年のことではあるが満員御礼の盛況ぶりだ、あらためて有名連の底力を実感する。
座席は指定席で演舞中の移動は不可能、定点からの撮影となる。
撮り溜めた写真を眺めると、同アングルで殆どが手を上げた踊り子さんの写真であった。
「手をあげて足をはこべば阿波踊り」・・・納得である。
2011年8月 徳島県徳島市