
10月25日は3ヶ所の基地で同時に航空祭が開催された。

北関東の百里基地と北九州の築城基地、そして地元の岐阜基地。

訪れたのはアクセス良好で飛行開発実験団を擁する岐阜基地です。

あれっ!! 巡航ミサイル?

正体はUAVと呼ばれる無人偵察機、F-15から空中で切り離され強行偵察後は自力で基地まで帰投する優れもの。

「ミサイルを誤って発射したらどうするのか?」

装備品展示格納庫ではマニアックな質問が飛び交う。

飛行開発実験団は航空機、ミサイル等の航空装備品に対する試験等を実施する唯一の部隊。

誤って発射したミサイルは自爆装置で直ちに爆破処分するそうです。

経験豊富なテストパイロットを擁する飛行隊。

空自きっての頭脳集団とも言われる航空機技術隊。

Electronic Warfare Evaluation Squadronと呼ばれる秘密電子戦技術隊。

さらには、飛行開発実験団司令直轄の部隊である誘導武器開発実験隊。

我が国安全保障上のトップシークレット先端技術は岐阜基地にあり。

宇宙飛行士の油井亀美也さんがテストパイロットとして戦闘機や装備などの性能検査に携わったのも岐阜基地だ。

東海地方は日本の航空宇宙技術の発展にとって重要な地域。

航空宇宙産業の関連企業が数多く立地し、お隣の小牧基地と共に航空宇宙産業の中心地。

MRJ、777X、F-35、ATD-X等々と話題に事欠かない。さらに、知覧特攻平和会館に1機だけ現存する陸軍三式戦闘機「飛燕」・・・

各務原市の川崎重工岐阜工場で修復された後、来秋には「かかみがはら航空宇宙科学博物館」に展示される予定である。
2015年10月 岐阜県各務原市