春の雨は昼過ぎに上がった。
そうだ!! 長浜へ行こう。
「長浜曳山まつり」は4月9日から4月17日まで様々な行事が執り行われる。
4月14日の土曜日は「役者夕渡り」
春宵の豪華な練りは見る者を魅了する。
八幡宮から曳山博物館まで若衆がエスコート。
役者に成りきって見得を切り・・・
威風堂々と進んでゆく。
2012年4月 滋賀県長浜市
春の雨は昼過ぎに上がった。
そうだ!! 長浜へ行こう。
「長浜曳山まつり」は4月9日から4月17日まで様々な行事が執り行われる。
4月14日の土曜日は「役者夕渡り」
春宵の豪華な練りは見る者を魅了する。
八幡宮から曳山博物館まで若衆がエスコート。
役者に成りきって見得を切り・・・
威風堂々と進んでゆく。
2012年4月 滋賀県長浜市
動く美術館と呼ばれる12基の曳山の中で最も美しい亭と賞される月宮殿。
六角円堂のユニークな上層を持つ月宮殿。
千秋楽に向け、準備に余念がない。
やがて最後の‘しゃぎり’が始まる。
見物人の私にも甘酒を振舞っていただきました、ありがたいことです。
萩野屋八重桐が千秋楽の舞台に臨むと、沿道に詰めかけた多くの観客から拍手が沸いた。
今年の「長浜曳山まつり」子ども歌舞伎の公演も今回が最後となる。
花冷えの夜となったが、子供達の熱演は冴えわたっていた。
愛らしい千両役者と観客が織りなす一期一会の夢舞台。
祭りの終焉を惜しむかのように、子ども歌舞伎は夜遅くまで続きました。
2011年4月 滋賀県長浜市
夜の縛りが下りると山車は昼間とは別の顔を見せ始める。
‘しゃぎり’の囃子が春宵の町角をつたう。
優しい灯りの下で繰り広げられる名演技の数々、見守る山組若衆の真剣な顔にも微笑みが混じる。
桜吹雪の下で今年の曳山まつりが終章を迎えようとしていた。
2011年4月 滋賀県長浜市
JR長浜駅に降りると、子ども歌舞伎をモチーフにしたステンドグラスが迎えてくれる。
「黒壁」で全国的にも知名度が高い ガラス工芸の逸品だ。
旧北国街道は長浜観光のメインストリート。
昔ながらの町家を生かした民芸品の店が軒を連ねる。
西に傾きかけた春の陽が掘割の桜を照らしている、子ども歌舞伎の千秋楽公演が近い。
1994年に公開された「男はつらいよ・拝啓車寅次郎様」では「長浜曳山まつり」の魅力と美しい湖北の情景が見事に捉えられていた。
あれから17年が過ぎ、巡り来た春の宵、思い出のロケ地に身を置いてみた。
2011年4月 滋賀県長浜市
江戸の昔には女郎歌舞伎や若衆歌舞伎が人気を博したようだが、風紀を乱すとの理由で幕府から禁止されてしまった。
子ども歌舞伎は往事の若衆歌舞伎の面影を色濃く残すものではないだろうか。
その愛らしくも気品ある容姿は長浜の歴史と町衆の美意識が育んだ伝統芸能の極みなのだろう。
非日常の舞台上で繰り広げられる美男美女の夢芝居。
女形役者の所作からは、えもいえぬ色気さえ漂ってくる。
子ども歌舞伎観劇会は山車舞台上で演じる祭り本来の情緒には欠けるが、子供たちの表情をじっくり観賞することができる。
超満員の場内からは惜しみない拍手が鳴りやまなかった。
2011年4月 滋賀県長浜市