「長浜曳山まつり」最高の見所は子ども歌舞伎です。
春休み返上で一カ月以上の稽古を積んだ芸に観客は魅了される。
我々はこんなにも楽しい歌舞伎の世界を忘れていたのではないだろうか・・・
輝く瞳には役者魂が宿る。
長浜文化芸術会館で開催された子ども歌舞伎観劇会で伝統の子ども歌舞伎の世界を堪能しました。
歌舞伎を楽しむためには、堅苦しい特別の知識は必要ないと思います。
まず、その雰囲気と煌びやかな衣装を楽しもう。
とても小学生とは思えない艶やかさ。
長浜の町で育った子供達には歌舞伎の素質が自然と備わっているようだ。
荻野屋八重桐の艶姿。
「長浜市曳山博物館」の資料によれば山車の上で芝居を行う祭りは全国に20か所ほどあるらしい。
湖国に本格的な春の訪れを告げる「長浜曳山まつり」は京都の祇園祭や高山の高山祭と並び三大曳山祭の一つに数えられる。
その中で毎年趣向を凝らした外題の子ども歌舞伎が楽しめるのは「長浜曳山まつり」のみである。
2011年4月 滋賀県長浜市