・・・哲人
アドラー心理学では、
子育てをはじめとする他者との
コミュニケーション全般について
「ほめてはいけない」という立場をとります。
無論、体罰はもってのほかですし、
叱ることも認めません。
ほめてはいけないし、叱ってもいけない。
それがアドラー心理学の立場です。
つまり「えらいわね」とか「よくできたわね」、
「すごいじゃない」とほめる母親は
無意識のうちに上下関係を作り、
子どものことを自分より低く見ているのです。
人が他者をほめる時、その目的は
「自分より能力の劣る相手を操作すること」なのです。
そこには感謝も尊敬を存在しません。
「アメを使うか」「ムチを使うか」
の違いでしたなく、背後にある目的は操作です。
嫌われる勇気
岸見 一郎、古賀 史賀 著
「自分よりも能力の劣る相手を操作すること!」
「ほめてはいけない」
なんと衝撃的な言葉だろう・・・
大人と子どもの関係はまさに
上下関係の上に成り立っていると思っていた
当然のごとく背後の目的も
操作であることは間違いのないところ、
弱い立場の子供達を安全に保護し
育てていくにはより良き方向への操作
それがしつけであり、教育であると信じていた
それに子供の立場に立ったとしても
親から褒められることは無情の喜びであり
親から褒められたいがために
行儀よくもすると思う
だとしてもアドラー心理学では
全ての縦の関係を否定して、
全ての対人関係を「横の関係」にすることを
原理原則にしている
それはそれでいいのかもしれない
だったとすると
親が子供にほめることもしかることもせず
どう接したらいいのだろう
食事を手伝ってくれた子供に対してどういうのだろう
「えらいわね・・・」じゃなく
「ありがとう・・・」だろうか・・・?
早起き鳥
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