早起き鳥 

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人生、途上のままだったら・・・

2017年06月22日 04時16分31秒 | 読書




・・・哲人

もしも人生が山頂に

たどり着くための登山だとしたら

人生の大半は

「途上」になってしまいます。

仮にあなたが山頂に

たどり着けなかったとしたら、

あなたの人生はどうなるのでしょう?


事故や病気などで

たどり着けないこともありますし

登山そのものが

失敗に終わる可能性も十分にありえます。

「途上」のまま

「仮のわたし」のまま、

そして「仮の人生」のまま

人生が中断されてしまうわけです。

いったい、その場合の人生とは

なんなのでしょうか?


・・・青年

そ、それは自業自得ですよ!

わたしに能力がなかった。運がなかった、

実力不足だった、それだけの話です!

ええ、その現実を

受け入れる覚悟はできています!


  嫌われる勇気

          岸見 一郎、古賀 史賀 著



     








 人生、発展途上のままだったら・・・

とはいやはや面白くない人生のようである

自分で描く「登頂」という目標があり

その達成があってこその人生

と青年はおっしゃるのだろうけど、

それほど登頂にこだわるのなら

登る山を低い山にすればいい・・・

ということになる


ではどんな目標なら納得するのだろう・・・

僕自身に問いかけているつもりでもあるが

要するに比較の論理なのでは・・・


たとえば、富士登山

20年近く前になるだろうか、

我が家に留学生がホームステイしていた頃

富士登山を家族で経験した

とても苦しい思いをしたが、

なんとか山頂でご来光を見る感激を味わった

あの苦しみと達成感は今も忘れない

留学生も素晴らしい経験をしたことと思う


2度も3度も襲ってきた

高山病という呼吸困難を思い知った

山を馬鹿にすることなく

ゆっくりゆっくり確実に一歩づつ

それに沢山の人との連携も

苦しかったことを思い出す

一人分の隙間もないところでの睡眠、

トイレに立ったらもう寝場所を失う


早朝のご来光を得るための

最後の登頂への渋滞

でもなんとか山頂で

ご来光を見ることができた


ご来光を山頂で見れなかった多くの人が

その光景を全ての人が自分の立つ位置で

日の出に手を合わせている

富士山の美しさを実感しながら、

ご来光の美しさを目の中に吸い込まれていく


もう2度と登りたくない富士山だが、

下山の時感じたことを思い出す

富士山があまりにも美しい形をしているから

富士山は見る山であって登る山ではない

というのが正直な素人の僕の感想


要するに言いたかったことは

自分の満足感と幸福感があれば

目標がどうであれ、途中経過がどうであれ

結果さえもどうでもいいのでは・・・

と思えてならない



       早起き鳥




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