私のある友人は何年も前から
家族でコーラスグループを組んでいる。
子供達がまだ小さい頃は、
母親が曲を決め、衣装を作り、
ピアノの伴奏をやり、歌い方の指導もしていた。
ところが子供達が成長するにつれて
音楽の趣味が変わっていくと、
曲目はもちろん衣装にも口を挟み、
母親の指導に従わなくなった。
母親自身、舞台に立つ経験は積んでいたから
子供達のアイデアには賛成しかねた。
しかし一方で子供達が
意見を言いたい気持ちも理解できたから、
曲目を決めるプロセスに
子供達も参加させたいとも思っていた
そこで彼女は全員が満足する案を相談し、
もし全員が合意できなければ、
別のみんなの才能を楽しむ方法を
探してはどうかと持ちかけた。
「七つの習慣」
スティーブン・コビナー 著
全員が合意できなければどうする
それはもう、多数決で決めるのが民主主義と
信じて疑わないし、いつもそうしてきた
たとえ、自分が納得せずとも
多数決で決してしまえばもう後は従うしかない
でも合意できなければ合意しない
もしくは契約しないという崇高な
相互依存の形があることをここで知った
ここでのエピソードでは
家族でのコーラスグループ、
みんなが大きくなって自立してくると
それぞれが違った考えを持つようになる
全員が納得できなければコーラスをやめて
それ以外の何かを探すとのこと
子供達も全員合意ができてもできなくても
わだかまりが残る心配がないことがわかると
自由にアイデアを出し合い
お互いのいアイデアに意見を述べることができる
時間はかかるかもしれないが、
最終的には全員が納得できる
結論に達することができるのかもしれない
いや多数決の原則を超えるすごい選択肢があったようだ
これは目からウロコ...!
早起き鳥
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