早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

ルームサービスは終了しております...?

2016年10月07日 04時08分57秒 | コラム







 私がホテルに着いたのは

夜もかなり遅くなってからだった。

チェンクインしてから、

まだルームサービスが頼めるかどうか聞いてみた。


フロント係は

「申し訳ございません。

ルームサービスは終了しております。

ですが、何か召しあがるのでしたら

厨房にあるものでサンドイッチでもサラダでも

ご希望のものをご用意いたします」

と言った。


彼の態度からは、

私が気持ち良く泊まれるようにする

心遣いが感じられた。


「明日の研修にご利用になる

会議室をご覧になりますか」

と彼は続けた。

「ご覧になって足りないものがありましたら、

どうぞお申し付けください。

すぐにうかがいますので」


その場にはフロント係の仕事ぶりを

チェッックしている上司などいなかった

彼の誠心誠意のサービスだったのだ。


  「七つの習慣」
          スティーブン・コビナー 著
     









 「ルームサービスは終了しております」

夜遅くホテルにチェックインして

やっとその日が終わろうとするころ

すぐに頭の中は明日の仕事の事、

段取りや準備など頭が巡る

もう寝ないと明日に影響するとも思うけど

どうしようもない焦りの気持ちが湧いてくる


でも外へ食べに行くだけの

力も抜け落ちているくらいの疲労感

仕方なくホテルの外に出て

ネオンを頼りに一番近いコンビニに向かう

缶ビールとつまみの乾き物、

そして売れ残りのサンドがおにぎりを買って

部屋に戻る


喉を通るビールの爽やかさが

今日最後の憩いと同時にわびしさが湧き上がる

そんな風景、我々が体験する出張


ところが旅先のホテルで

ホテルマンがルームサービスが終わっていようと

ありだけのサービスを提供してくれ

できる限りの心配りをしてくれるなら...!


きっとその事に、

どれほどのコストがかかるだろうかと

心配するほどである

でもお構いなしにとことんのサービス

きっとトップから偉大なる信頼を得ていて

それ相応の自由になる経費を任されているにちがいない

でなければこんな事が即断即決できるはずがない


こんな夢のようなホテルがこの世の中にある事を

幸せに思うと同時に

自分自身も関わる人に、

これだけの心配りができるような

人格と能力を手に入れたいと思った次第


     早起き鳥




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