しばらく前、
妻が地域活動の委員会から
委員長になってくれと頼まれた。
その頃、妻はそれこそ
重要な仕事をたくさん抱えていたから、
本当は引き受けたくはなかった。
しかし再三の依頼にどうしても断りきれず、
とうとう承諾してしまった。
それから妻は親友に電話をし、
この委員会の委員になってくれるよう頼んだ。
「サンドラ、本当に素晴らしいプロジェクトだと思うわ。
きっとやりがいがあるでしょうね。
声をかけてくれてうれしいわ。光栄よ。
でもね、いろいろ事情があって、
どうしても都合がつかないの。
今回は遠慮させていただくわ。
でも、あなたが声をかけてくださって
本当にうれしいのよ。ありがとう」
妻は説得する手だてをいろいろ考えていたが、
こんなふうに明るくはっきりと
「ノー」と言われては
さすがになすすべがなかった。
彼女は私の方を向き、
ため息まじりに言った。
「私もあんなふうに言えばよかったわ」
「七つの習慣」
スティーブン・コビナー 著
優先すべき事項を考えて、
断るべきことははっきりと「ノー」と言える
判断力と実行
これがなかなかできないこと
嫌だなと思いつつ
やらざるを得ない事の何と多い事
日常、仕事と称してしている事のほとんどは
こうした大事ではない仕事なのかもしれない
そしてもっとも優先すべき事項を
先送りにしている
確かに的を得た指摘である
断るには勇気が必要と思い込んでいた
断ればきっと相手が嫌な思いをするだろうな
それが嫌で「ノー」と言えず
心にもない「イエス」と言ってしまう
でも、断り方にもいろいろあって
あんな風に言えば相手は二の矢を放つ手だてがなく
相手に悪い印象を与える事なく
お断りする事が可能なのだという事を学んだ
それもきっと自分の意識の問題
嫌な事をはっきりと「ノー」と言える人
そして相手に対して
好感を与えながらの「ノー」である
早起き鳥
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