早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

私もあんなふうに断ればよかった...!

2016年10月10日 04時01分50秒 | コラム







 しばらく前、

妻が地域活動の委員会から

委員長になってくれと頼まれた。

その頃、妻はそれこそ

重要な仕事をたくさん抱えていたから、

本当は引き受けたくはなかった。

しかし再三の依頼にどうしても断りきれず、

とうとう承諾してしまった。


それから妻は親友に電話をし、

この委員会の委員になってくれるよう頼んだ。


「サンドラ、本当に素晴らしいプロジェクトだと思うわ。

きっとやりがいがあるでしょうね。

声をかけてくれてうれしいわ。光栄よ。

でもね、いろいろ事情があって、

どうしても都合がつかないの。

今回は遠慮させていただくわ。

でも、あなたが声をかけてくださって

本当にうれしいのよ。ありがとう」


妻は説得する手だてをいろいろ考えていたが、

こんなふうに明るくはっきりと

「ノー」と言われては

さすがになすすべがなかった。

彼女は私の方を向き、

ため息まじりに言った。


「私もあんなふうに言えばよかったわ」



  「七つの習慣」
          スティーブン・コビナー 著
     









 優先すべき事項を考えて、

断るべきことははっきりと「ノー」と言える

判断力と実行

これがなかなかできないこと


嫌だなと思いつつ

やらざるを得ない事の何と多い事

日常、仕事と称してしている事のほとんどは

こうした大事ではない仕事なのかもしれない

そしてもっとも優先すべき事項を

先送りにしている

確かに的を得た指摘である


断るには勇気が必要と思い込んでいた

断ればきっと相手が嫌な思いをするだろうな

それが嫌で「ノー」と言えず

心にもない「イエス」と言ってしまう


でも、断り方にもいろいろあって

あんな風に言えば相手は二の矢を放つ手だてがなく

相手に悪い印象を与える事なく

お断りする事が可能なのだという事を学んだ

それもきっと自分の意識の問題

嫌な事をはっきりと「ノー」と言える人

そして相手に対して

好感を与えながらの「ノー」である



     早起き鳥




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