１０月のレースが目前に迫る。

9月のシルバーウイークも過ぎ、
今日からレースに向けて実践練習…と
水着もロングスパッツに替えて
喜愛十分でプールに入った。

待ち構えたように、
マキさん先生は僕のコンディションにあわせた
練習メニューを組んでくれた。
他のメンバーには悪いけれど、
今夜はわたくし仕様の練習…！でごめんなさい。

確実にキックが強くなった。
キックの推進力を腕が邪魔をしている！
水をつかまえられないもどかしさ…、

でもそのフィーリングが気持ちよく、
水をつかまえられたとき
楽々早く泳げる感触を今日は味わった。

　平泳ぎは辛いけれど、
一歩抜け出せたら、記録はわが手中に、
その一歩は、練習しかなさそうだ。

連休中サボらずに、自主トレしたこと、
そして今日の練習は愉しかった。

　　　　　　早起き鳥





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子規の美学

子規は、自分には美がある、という。
実際、かれは病床六尺にありながら、
美の行者でありつづけることでは
どういう健康人もおよばなかったであろう。

庭の草をながめたり、窓の鳥かごをながめたり、
俳句をつくったり、花鳥についての感想をのべたり、
モルヒネを打って苦痛をはらいのけては写生帳をとりあげて
枕頭からみえるわずかな自然を絵にしている。

「美がわかれば楽しみ出来申し候」

　「坂の上の雲」　司馬 遼太郎著









司馬遼太郎は秋山兄弟の活躍の中に
正岡子規を登場させたのは大きな意味があると思う。

子規の生き様をとおして
文芸の世界で坂の上の雲を目指して生き抜いた
代表選手にしたのかもしれない。

それにしても子規は病との闘いに明け暮れて
その苦痛の中で花鳥風月を愛でるこころをやしない
多くの作品を残している。

秋山兄弟と同じ時代を生きた
子規の人生という歴史が込められている。

美がわかれば楽しみ出来申し候

お前らに自然の美などわかるまい…！
もう明日の命が無い、
そんな切羽詰った状況の中で感じる美を愉しむ境地
その命、良くぞ、そこまで生き抜いたものだ
そんな子規の達成感という満足感を感じている。

　　　　　　早起き鳥




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