派閥抗争は老朽化した国家の特徴である。
彼らは敵よりも味方の中の他閥の方をはるかに憎む…!
要するに日清戦争は老朽化しきった秩序(清国)と
新生したばかりの秩序(日本)とのあいだに行われた
大規模な実験というような性格をもっていた。
「坂の上の雲」 司馬 遼太郎著
この日清戦争の分析は言うまでも無く
日露戦争にも言えることである。
「坂の上の雲」に登場するロシア軍隊の幹部たちは
この官僚化した保守的な考え方に加え、
責任回避ともとれる理解に苦しむ指揮官の言動…!
本来なら、日本軍の方が撃沈の憂き目を見て完全敗北。
その当然とも分析できる戦況においても
そのほとんどをロシア軍が先に撤退している。
ロシア軍の敵は本当に日本軍だったのだろうか…?
老朽化した組織の特長である派閥抗争や権力抗争…。
実に面白い。
何も国家組織でなくても普通の停滞した老朽組織も同じ…!
常にトップを意識して、言い訳を常に考えている。
とても仕事をしているとは思えない。
彼らにとっては、
権限を持つ役職に就くことがゴールなのかもしれない。
早起き鳥
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