チョーキモチイイ…！

「１コース…！」「イチコース…！」
と何度も僕のコースを叫んでの応援。
全身にブルルと武者震いが伝わる。
うれしいね。水泳ならでわの応援。
スターターのフォィッスル音。
闇のような静けさがプールサイドに全体に伝わる。
機械音による号砲一発。
その瞬間の１コースは素晴らしい空中姿勢！
そしてスタート後、息継ぎの度に
「セェッー…！」「ソッリャ…！」
そしてゴールまでこの応援はどんどんテンションが上がっていく。
でも泳いでいる僕にはその声援が聞こえるほどの
冷静さは持ち合わせていない。
でも心の中でしっかりとその応援をイメージして
その応援のテンチョンの高まりが、
筋肉のラストスパートに繋がっていく…！
ゴールして聞こえるアナウンス。
「ただいま１コースを泳ぎました早起き鳥君の記録は本大会新記録であります。」
「イチコース…！」「イチコース！」「イチコース！」
鳴り止まぬ歓声に、
両手をたかだかと上げて、ガッツポーズ。
「チョー、キモチイイ…！」
表彰台の一番高いところに上がる。
２位、３位の選手が握手を求めてくる。
「おめでとうございます。」
「益々強くなりますね…！」
たまらない快感。
このひとときのために日々練習をしているようなものだ。
２位では駄目、２位も４位も最下位も一緒。
電光掲示板の一番高いところに自分のコースナンバーが
表示されないかぎりそのレースは納得いかないのである。
　悲しいかな、今回の市民大会ははかなくも、夢と散った！

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■偉大なるＳＳＫ先輩！おめでとうございました。
　感動しました。やる気をもらいました。
■りきちょっぷさん！おめでとうございました。
　悔しいです。今シーズンは駄目かもしれません。

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