地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

生命のメッセージ展

2010年12月12日 | 展覧会・講演会
 


「生命のメッセージ展」、たくさんのメッセンジャーに生命の大切さを痛感

 一昨日から開催されている「いのちのメッセージ展in岡山」(12月10日~12日)。昨日やっと行くことが出来た。昨日の講演は、徳永順子さんの「輝く星になれ美香19歳」だった。美香さんは、センターラインを超えてきた対向車と正面衝突する交通事故で命を亡くしている。

 映画は田中好子主演の「0(ゼロ)からの風」で、「19歳の息子を無免許、飲酒運転、無車検の暴走車にはねられて失った母親が、『命の重さ』を法律の中に反映させて欲しいと、『悪質な交通事犯の厳罰化』を求めて奔走した実話を基に製作された映画」だ。

 さて、この「命のメッセージ展」とは、「殺人、悪質な交通事故犯、いじめ、医療過誤、一気飲ませなどの結果、理不尽に生命を奪われた犠牲者が主役のアート展」であり、「『命の重さ、尊さ』を訴え、犯罪のない社会を創造し、未来の命を守ることを目的として」いるそうで、「犠牲者の発する声なきメッセージを受け止めてくださる来場者もまた主役」なのだそうだ。

 会場には、とてもたくさんの「メッセンジャー」が立っている。被害者本人と身長と同じ高さの人形の形をした展示パネルだ。ご本人の写真や家族などのメッセージが貼られ、足下には生前に履いていた靴が置かれている。ズラリと並んだメッセンジャーから、「もうこれ以上犠牲者を出さないで、命は何より大切」と語りかけてくるようだ。

 会場入り口には、この「メッセージ展」のシンボルとなってる「赤い毛糸玉」が置かれている。「生命への愛おしさを、赤い毛糸に託して繋げて」いるとのことで、私も繋がせてもらった。

 「生命の重み」を実感し、「安全で安心な社会の実現」のために、微力ながら努力をしなければと心に願った。心洗われた「メッセージ展」だった。

 
 
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