goo blog サービス終了のお知らせ 

地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

聚楽雅藻

2012年03月05日 | 食べ物

 

作家・阿川弘之が絶賛した津山「くらや」の銘菓「聚楽雅藻」を楽しんだ

 「岡山には、内田百先生お好みの、吉行淳之介も好きだった大手饅頭、これは昔から知ってゐるけれど、岡山県北部、美作の国津山に、立派な菓子があるとは、最近まで想像もしてをらず、土地の人から贈られて、やはり驚いた。菓子の名を『聚楽雅藻』といふ。(中略=本舗『くらや』の『聚楽雅藻』の案内書から詳しく紹介されている)全国色とりどり、思ひがけぬところでかういふ佳い菓子が作られてゐるのを知ると、和菓子の多様な美味しさは、フランス菓子の種類の多さ、味のきめこまやかさと拮抗匹敵するやうに思へる」(阿川弘之著『食味風々録』より)。

 この「衆楽雅藻」について「くらや」(知る人ぞ知る、B’Zの稲葉浩志のお兄さんのお店)のHPでは、「とろけそうなほどやわらかい羽二重餅で餡をつつんだ餅菓子です。餡は梅餡と白味噌餡の2種類があり、どちらもやさしい味わいで、見た目も上品です」と書かれている。(画像もお借りした、感謝)。

 そして、その「衆楽雅藻」の包み紙には、俳人・山口誓子の「絲桜 水にも 地にも 枝を垂れ」と、津山・衆楽園の池の畔の垂れ桜(下の写真)を詠んだ句が印刷されている。

 味も包装も、全てに一つ一つに心を配った素晴らしい銘菓だ。私も過日、楽しませていただく機会を得た。感謝。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今を生きる | トップ | 自戒 »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
天井桟敷でコーヒータイム (タカチャン)
2012-03-06 16:09:43
 先月は、当方の体調不良により欠席となり大変失礼いたしました。今月は「亀の井別荘・鍵屋」のお菓子を持参の上、参上いたします。

 さて、先週金曜日熊本にて会議があり、九州新幹線「さくら」に乗り出席しました。事前の予報では土日の天候は雨模様とのことで、そのまま帰ることにしていました。

 ところが、土曜日の朝ホテルのカーテンを開けると太陽が降り注いでいました。急遽、レンタカーの手配をし、やまなみハイウェーを経由し由布院に向かいました。

 天井桟敷では30分ほど待たされましたが、念願のコーヒーと、由布院の雪化粧をイメージした「モン・ユフ」をいただく事が出来ました。

 その後、大分に宿泊し、日曜日は国東半島を巡って帰りました。九州新幹線の旅は快適でした。
返信する
羨ましいです (地底人)
2012-03-06 16:28:07
えぇ-、亀の井別荘の天井桟敷に行ったのですか。羨ましい限りです。私の友人の大好きな場所なのです。もちろん、私もですが。

私は鍵屋のお菓子とは、とても嬉しいです。楽しみにしていますね。

そうそう、九州新幹線まだ乗っていません。これまた、羨ましい限りです。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

食べ物」カテゴリの最新記事