作家・阿川弘之が絶賛した津山「くらや」の銘菓「聚楽雅藻」を楽しんだ
「岡山には、内田百先生お好みの、吉行淳之介も好きだった大手饅頭、これは昔から知ってゐるけれど、岡山県北部、美作の国津山に、立派な菓子があるとは、最近まで想像もしてをらず、土地の人から贈られて、やはり驚いた。菓子の名を『聚楽雅藻』といふ。(中略=本舗『くらや』の『聚楽雅藻』の案内書から詳しく紹介されている)全国色とりどり、思ひがけぬところでかういふ佳い菓子が作られてゐるのを知ると、和菓子の多様な美味しさは、フランス菓子の種類の多さ、味のきめこまやかさと拮抗匹敵するやうに思へる」(阿川弘之著『食味風々録』より)。
この「衆楽雅藻」について「くらや」(知る人ぞ知る、B’Zの稲葉浩志のお兄さんのお店)のHPでは、「とろけそうなほどやわらかい羽二重餅で餡をつつんだ餅菓子です。餡は梅餡と白味噌餡の2種類があり、どちらもやさしい味わいで、見た目も上品です」と書かれている。(画像もお借りした、感謝)。
そして、その「衆楽雅藻」の包み紙には、俳人・山口誓子の「絲桜 水にも 地にも 枝を垂れ」と、津山・衆楽園の池の畔の垂れ桜(下の写真)を詠んだ句が印刷されている。
味も包装も、全てに一つ一つに心を配った素晴らしい銘菓だ。私も過日、楽しませていただく機会を得た。感謝。
さて、先週金曜日熊本にて会議があり、九州新幹線「さくら」に乗り出席しました。事前の予報では土日の天候は雨模様とのことで、そのまま帰ることにしていました。
ところが、土曜日の朝ホテルのカーテンを開けると太陽が降り注いでいました。急遽、レンタカーの手配をし、やまなみハイウェーを経由し由布院に向かいました。
天井桟敷では30分ほど待たされましたが、念願のコーヒーと、由布院の雪化粧をイメージした「モン・ユフ」をいただく事が出来ました。
その後、大分に宿泊し、日曜日は国東半島を巡って帰りました。九州新幹線の旅は快適でした。
私は鍵屋のお菓子とは、とても嬉しいです。楽しみにしていますね。
そうそう、九州新幹線まだ乗っていません。これまた、羨ましい限りです。