昨日・12日に発表された総務省の「人口推計」及び厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所はの「日本の世帯数の将来推計」を見て、いささか複雑な思いに。この国はどうなるのだろうと不安な心が湧き上がった。
まずは総務省が発表した2023年10月1日時点の人口推計によると、「日本人は83万7千人減の1億2119万余で、比較可能な1950年以降で過去最大の落ち込み」とのことだ。そして、総人口のうち75歳以上は71万3千人増の2007万8千人で、初めて2千万人を超えている。
そして国立社会保障・人口問題研究所の将来推計によると、「2050年に全5261万世帯の44.3%に当たる2330万世帯が1人暮らしとなり、うち65歳以上の高齢者が半数近くを占める」という。
また「50年の世帯総数は20年から310万減る一方で、1人暮らしは215万増える。65歳以上の1人暮らしは20年の738万世帯から50年には1084万世帯へ増加、1人暮らし世帯全体に占める割合は46.5%に拡大する」という。そして、1人暮らしの男性高齢者のうち未婚者は59.7%に大幅に増大するという。
それ以前の2040年には、「8がけ社会」が到来する。社会を支える現役世代が今の8割に減少するという。
これだけの数字を並べられたら、深く考え込んでしまう。2040年「8がけ割社会」、そしてその延長として「一人暮らし世帯が44.5%、このうち高齢者の一人暮らしは20%となる」2050年をどのように迎えるのか、国民一人一人がまさしく「自分事」として、国民みんなが真剣に考えることが求められていると言えよう。
これまでは「日本型福祉社会」として、「自助と共助」つまり「家族」を柱とした福祉社会を提起してきたが、働き手と家族世帯が大幅に減少する超高齢化社会に向けての国民の暮らしを守るための政策が求められる。まさに、喫緊の課題。
でも、ま、悔しいかな私はこの社会に身がおけない(たぶん、ぜったい)。何だか、切なく寂しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます