昨日は「子どもの日」。私は第一の現役当時は、新聞各紙を購入して、「こどもの日」の社説を読んでいた。今も、その習慣は変わらない。
今年の5月5日の新聞各紙の社説を見ると、朝日「なし」、毎日「子ども基本法元年 『小さな声に耳を傾けたい』」、読売「(半分) スマホをしまって外へ出よう」、産経「楽しい気持ちを大切に -相談する気持ちを持とう」、山陽「君たちは無力じゃない」となっている。
岸田内閣が「異次元の少子化対策」を打ち出す中での今年の「こどもの日」であり、全面的な子どもたちを産み育てるために必要なこと、そして子どもが心豊かに生きていくために必要なことなどを社説で取り上げて提起すべきと考える。その意味では、社説として取り上げない朝日は論外だ。
私は思うのだが、岸田内閣は「出産育児一時金」の増額に続いて、「児童手当所得制限を撤廃し、高校卒業まで支給を延長」、「育児休業手当を8割支給(実質10割支給)の検討」等を「異次元の少子化対策」と称して推進しようとしている。
私は最大の「少子化対策」は、働く女性に終身雇用の職場を保障することだと考える。安心して働ける職場-つまり生涯収入が安定して生活できることで、子どもを産むことへと進めると言えよう。
そして「子育て施策」としては、「義務教育は無償とする」との法律通り、小・中の学校給食費は無償とし、授業で使用するiPADなども無償で貸与することが必要と考える。また、ランドセルも軽くて使いやすいものを。自治体で支給することに改める。医療費は高校までは無料する。こうした環境を整えることで、安心して産み育てることができると考える。
「こどもの日」は、「全ての子どもが自分らしく幸せになることを願う日」であり、全ての人たちがこの国の宝である子どもたちのことを考え力を合わせたいものだ。