治療薬も開発されているのに、誤った隔離政策のよって多数の患者さんたちを塗炭の苦しみに追いやったハンセン病政策。
その冷気を絶対に忘れてはいけないと、昨日は岡山市人権のまちづくり塾「長島愛生園フィールドワーク ~歴史観から納骨堂まで~」二参加した。
私の終活の一環でもある。私はこれまでに何度も愛生園を訪れているし、公民館時代には入居者方をお迎えして学習会も開催してきた。しかし、これが最後という思いで、頑張って歩いて、鐘撞堂まで行った。
歩くのはとてもシンドク、職員の方に何度も「車に乗りますか」と声をかけられた。同時に、謝った隔離政策の本下で、名前を奪われ堕胎を強要されるなど激しく人権を侵害されて暮らしてこられた入居者の方々のことを思うと、心が苦しくなった。
にしても、岡山駅からバスで往復のフィールドワークの参加費は無料。私のような年金生活者には無料はありがたいのだが、こうした自治体の催しでも、「参加費無料」はそろそろ見直すべきと考えたり。
ともあれ、秋晴れの昨日、素敵な一日を過ごした。