「境界型糖尿病」の範囲に、スイーツの食べ過ぎを厳しく指摘された
昨日は岡山大学病院と家庭医としている協立病院のW受診。大学病院では血液検査と「原発性アルドステロン症」を中心に診てもらい、協立病院では全般と投薬をお願いしている。
痛風を発症した尿酸値は8.1とほぼこれまでと変わらなかったが、両方の先生から「数値が8を超え、かつ痛風が発症したら薬を飲むべき」と言われ、遂に諦めた。あまり薬を増やしたくないのだが…。
次には、「前立腺ガン」のマーカーとなるPSA値が9台へ急上昇。泌尿器科での受診を言われた。
そして最もショックだったのがγ-GTPが150台(正常値50以下、前回70台)となり、かつ空腹時血糖値が130台(正常値100以下、これまでは全てその範囲内)となり、「この数値は境界型糖尿病」と言われ、スイーツなどの食べ過ぎを厳しく指摘された。
このところ、書いてはいなかったが甘いものをずいぶんと食べており、かつ前日大阪でお腹がいっぱいとなる程にスイーツを楽しんだので、やばいと思ってはいたのだが…。それても、「境界型糖尿病」の範囲となったのには、激しくショックを受けた。これまで、とても順調だったので。
ともあれ、このところ少しだけ健康管理をサボっていたことを深く反省した。次回診察時まて頑張って何とか数値を改善させたい、と今は思っている。
35年の歴史を重ねた「プチマリエ」が、10月20日で閉店となる
私のパートナーが「心臓の冠動脈バイパス手術」をしたのは、1984年の夏。一度は心臓も止まったか、無事生還して今がある。
その全快祝いをしたお店が、当時お気に入りだった「プチマリエ」。ヤンママさんがお祝いにとシャンパンを抜いてくれた。よりファンになり、以後今日まで時々ランチやディナーを楽しませてもらってきた。
そんな「フランス家庭料理の店 プチマリエ」が35年の歴史に幕を下ろされ、10月20日で閉店されると聞き、昨日ランチとした。オーナーが「70歳をキリに」と以前から言われていたそうだが、それにしても寂しい。
さすが「プチマリエ」ファンが多く、昨日はラストオーダーの14時頃まで満席。昨日は27歳のステキな女性がお隣に。その妹さんとご一緒。その妹さんは三つ子の一人て、赤ちゃんの時のお写真も魅せていただいたが、とても可愛く感動した。その妹さんは京都でケーキ作りに励んでいらっしゃる。「早く食べさせてね」とお願いした。
にしても、「プチマリエ」の変転は寂しい。そんなにしばしばではないものの、35年の歴史の内、そのほとんどの時間をともに過ごしてきた。少なくない思いでもある、重ねて、寂しい。
ところで、昨日は食後のデザートを我慢した。さすがに、主治医の先生から「スイーツの食べ過ぎ」を厳しく指摘されたばかりなので、食べる勇気はなかった。にしても、我慢したのはえらいと、自分で褒めた。
小手鞠るいさんが書きたいと申し出た『あんずの木の下で』を読んだ
昨日の「読書ルーム」で読んだのは、小手鞠るい著『あんずの木の下で 体の不自由な子どもたちの太平洋戦争』(原書房刊)。
題材は、実際にあった東京都立光明特別支援学校の生徒たちの長野での疎開の話。戦時中は「障害を持つ子どもたちは『ごくつぶし』『非国民』などと言われて」、切り捨てられていた中での、学校全体での疎開がどれほど困難だったか想像に難くないし、戦争のもたらす悲惨さに読んでいて心が暗くなった。
この本は著者が文中には著者の体験なども書かれていて、とても心打たれた。
著者は、「おわりに」で、「平和とは、努力して、きずいていくもの。平和とは、ひとりひとりが、守りぬいていくもの。平和とは、ひとりひとりの人間が力を合わせて、つくりだしていくもの。みなさんに、その『ひとり』になってもらいたい。そんな願いをこめて、この本を書きました」と書いている。
この本は、「ぜひ、私に書かせてください。書きたいです」と申し出て書かれた作品だそうだ。小手鞠るいさんの講演を聞いたこともあるが、素晴らしい恋愛小説を書く著者が、こうした本も出されるのだと驚き、かつ感動もした。改めて、小手鞠るいさんの我が書棚にある小説を読もうと思う。