3月から始まった「瀬戸内国際芸術祭」、105万人が参加して4日閉幕した
風邪引きさんの危険水域にいる中で、昨晩は8時には床についた。私にしては、超珍しいが今日の法人の中間決算監査があり、大事を取った。一昨日は寒くて震えて炬燵まで入れたお布団なのに、昨日は少しだけ汗ばんだ。グッショリと寝汗とまではいかなかったが、ともあれ熱が出ないで朝を迎えることができた。無神論者だが、神様に感謝した。
さて、3月20日の春シーズン(~4月21日)から開幕した「瀬戸内国際芸術祭」の最後の報告をさせていただく。夏シーズンは7月20日に開幕して9月1日まで、そして秋シーズンは10月5日~11月4日まで開催された。
計108日間開催し、11月3日までの総入場者数は104万8千人と発表された。目標の100万人を突破し、昨年前(前回)の93万8千人をも上回った。「福武總一郎総合プロデューサーが『アートの役割を世界で初めて発見し、その力を見せつけた』と総括」してと5日付山陽新聞が報じている。
100万人の人たちが入場する現代アート展は、他にはないだろう。しかも、瀬戸内の島々を舞台として、アートを製作し展示する。壮大な発想に基づいて、その計画が具体化された「瀬戸内国際芸術祭」。
私は春は沙美島へ、夏は伊吹島へ、そして秋は小豆島、犬島、そして本島へ行った。いくつか行きたい島もあったが、様々な事情で5島のみとなった。それでも、11月3日行った本島は、少しだけ体調の悪かった友人が元気を出して一緒に島内を回れたことは望外の喜びだった。それもまた、「瀬戸内国際芸術祭」の楽しみ方の一つであり、私にとっては大切な思い出だ。
「瀬戸内国際芸術祭」・本島では島スープが私の二人前で売り切れとなった
瀬戸芸・本島行きは、児島観光港からの特別便が出ている。友人の体調もあり、本島のみとした。岡山では朝から雨が降りだしていたが、本島では何とか帰る頃までは持った。のんひり、ゆっくり過ごした。
それでもショックなこともあった。それは島スープだ。夏シーズンで食べたので、今回は無理と諦めてはいた。加えて、始発便の最後に乗り込んだら、私たちの後ろの方が、前に家族が乗っているというので変わってあげ、次の臨時便に乗った。そこで、下船してからのんびりゆっくりと展示を見て回った。そして、島スープに着くと、ナント、私たちの二人前でソールドアウト。それならば急いで行ったのにと、少しだけ悔しかった。
もう一つ、食べ物の話。本島では「鯛カツ丼」が食べたくて、目指すお店に行った。そこには渡辺謙&南果歩夫妻の色紙が貼られ、ご夫妻がお泊まりになられたとあった。当然だが、いっぱいで食べられなかった。そこで、別のお店で「絶鯛カツ丼」を食べた。事前に、友人とすり身か切り身かと語らっていたが、切り身が揚げられていた。美味しかった。
ボランティアの方の素敵な笑顔にも愛、素晴らしい時間を過ごすことができた。この「瀬戸内国際芸術祭」は三年に一度の開催、次回はまだ生きているだろうか。一回目も、そして今年も一緒に行けた友人と、またともに見られるだろうか。帰りの船の中で、そんなことも思ったりもした。船の外は激しい雨となっていた。