現在吉備路文学館で開催中の「永瀬清子展」、とても充実した展覧会だ
詩人の永瀬清子さんとは、生前に何度かご縁をいただいたことがある。私が参加していた組織の「平和のつどい」の第一回目の記念講演をお願いしたり、また「岡山市政フォーラム」に登場していただりと、たくさんのご無理をお願いした。南方のご自宅にお邪魔したこともある。1970年~1980年代のことである。
そうしたご縁もあったことから、旧熊山町(現赤磐市)が開催し、今年が14回目となる「永瀬清子の詩の世界」には、可能な限り参加している。そして、その会場である「赤磐市くまやまふれあいセンター」内にある「永瀬清子展示室」で、詩人永瀬清子の足跡を偲ばせてもらっている。ただ、この展示室はそんなに広くはなく、永瀬清子の業績の全貌をふり返った「展覧会」の開催をとかねてから願っていた。
そんな思いに応えてくれたのが、今月24日から吉備路文学館で開催されている「永瀬清子展 時代をかけぬけた天女」だ。その展覧会に、今日行った。永瀬清子の死後、資料を寄贈されている旧熊山町教育委員会からも貸し出しを受けて、とても充実した展覧会となっている。地元旧熊山町以外で、永瀬清子についてのまとまった展覧会の開催は初めてと聞く。詩人永瀬清子の偉大なる業績を、この展覧会で是非とも確認して欲しい。まさに、必見の展覧会だ。
また、同吉備路文学館二階の展示室では、「坪田譲治生誕120年 譲治を愛した仲間たち」も開催されている。この展示室には、「坪田譲治文学賞」受賞作品も展示されている。
なお今年の「永瀬清子の詩の世界」は、2月11日(木、祝)に開催される。今年も、なんとか参加できればと考えている。応募はしているものの入場整理券は抽選なので、どうなることやらである。