映画「海辺の生と死」を島尾敏雄と満島ひかりに惹かれて観に行った、感動した
戦後文学の金字塔の一冊に、島尾敏雄著『死の棘』(1977年、新潮年社刊)がある。
この本の帯には、「執念のライフワーク長編 17年を費やして遂に完成 何が妻を狂気に追いやったのか?--神経を病む妻との地獄さながらの諍いの日々を赤裸に描き、夫婦の絆とは何か、妻とは何かを底の底まで見据えた凄絶な人間の記録」と書かれている。
この『死の棘』を始め、島尾敏雄の著作が数冊私の書棚に並んでいる。そんな島尾敏雄と奥さんとの出会いを描いた、映画「海辺の生と死」を過日観た。
この映画を観ようとおもったもう一つの動機は、近年勢いのある女優・満島ひかりの主演作であり、やはり観ておこうかという気持ちもあった。
特攻隊員である島尾と迫り来る出撃の日、そして奄美大島の自然が重ねって素晴らしい映画だった。そして、満島ひかりはやはりよかった。
芙蓉の枝が大きく広がっている。花を咲かせるのは、来月中頃だろうか。
その酔芙蓉の前に、西洋芙蓉が大きな花を咲かせている。ご縁をいただいている方に、厚かましくもお願いして苗をいただいた(たぶん、パートナー任せで今となってはわからない)。
紅い花の芙蓉をお願いしたつもりなのだが、違った。どこで間違ったのだろう。ま、いいか。お花が咲いているだけで、何だか嬉しい。
さて、今日も暑くなりそう。今日にも、「梅雨明け宣言」が出るかな。これからやけどの治療で病院へ。今日も頑張らなければ…。
朝ドラ「ひよっこ」の有村架純が何ともいい、みね子が一生懸命生きている
NHK朝ドラ「ひよっこ」の有村架純が何ともいい。その演技力を心配していたが、台本が「当て書き」だろうか、不器用な「みね子」を何とも魅力的に演じていて素晴らしい。
脚本家の方は「会話劇」を得意とするのだろうか、集団就職で上京して就職したトランジスタ工場の寮、働いている洋食屋・すずふり亭のお店の従業員たち、そしてみね子が住むアパートの入居者たち、それぞれの会話が何とも魅力的。ワクワクしながら楽しんでいる。ステキな朝の景色。
そして、劇中で有村架純が「お父さん ・・・」と語りかける台詞が、これまた何ともいい。有村架純扮するみね子が一生懸命生きている。
朝日新聞「岡山歌壇」に選ばれて、義姉の妹の死を詠んだ句が掲載された
「椿落つきのふとたがう海の色」
「椿の花弁は、丸ごとぽとりと落ちる。網膜に焼きつくほどのくれないの花が、今は消えてしまった。昨日と違う色をした海とは、作者の心の風景である。」(選者 大蔵祥男)
上の句は5月10日の朝日新聞に掲載された「岡山俳壇 第65回」に掲載された,私のパートナーのお姉さんの句だ。
義姉のご主人は外国航路の船長さんで、寄港されるベニスとかシドニー等へよく会いに行かれていた。その後瀬戸内海航路の道先案内人をされている。
俳優・火野正平さんが、「あなたの『こころ』にある忘れられない風景を自転車で訪ねる」人気自転車旅番組NHK-BS「にっぽん縦断 こころ旅」にも、ご主人の船が通るのを子どもさんと見たという瀬戸内海の風景を投稿し、取り上げられたりもした。
パートナーはこの火野正平の「こころ旅」が大好きで、それを見終わってから朝食としていたくらい。それ故、義姉の投稿が取り上げられたことをとても喜び、放送された番組は録画し繰り返し見ていた。
パートナーのお父さんは、パートナーの誕生も知らずに戦死し、お母さんもずいぶんと早く鬼籍に入られたこともあり、義姉とはとても仲良しだった。
そんな義姉がパートナーが息を引き取った後に、ポツリと言った「私、独りとなってしまった」との言葉は、今も私の脳裏に焼き付いている。
パートナーが中庭やプランターで育てていた花々が咲き誇っている
我が家の中庭やプランターなどにもパートナーが植えていた花々が、たくさん枯らしてしまったが、それでもたくさん美しく咲いている。毎日、ハナミズキの下のパートナーに声をかけ、お花について語っている。
にしても、水やりが大変。パートナーは、口癖のように「今度いつ雨が降る」と私に聞いていたが、それは水やりを考えてのこと。さすがにシンドイが,この春だけはと頑張っている。
たくさんのプランターや鉢などの水やりは、ホント、大変。でも今日は雨が降ったので、その水やりから解放された。もう少し降ればいいのにと思ったりもしたが、それでも雨が降っただけありがたいという気持ち。改めて、パートナーの水やりの苦労を知った。
昨日は岡山市役所に行った。市民ロビーでは、岡山マラソン募集が大きく打ち出されていた。マラソン・42.195㌔を走ろうという勇気に心から敬意を表する。私には、とてもできないこと。
撮影見学に行った友人が小豆島は初めてというので、「二十四の瞳映画村」へ行った。結構広く、充実している。壺井栄文学館もある。
この映画村を見て回っていて、映画の素晴らしさを実感した。タッタ一本の名作で、これだけの施設ができ、たくさんの見学者を迎えることができるのだから。
これからも素晴らしい名作が誕生することを、心から願った。
去年の今頃は大輪の花を咲かせていた、我が家の牡丹。今年はまだツボミ。パートナーも、好きだった。
一方、毎年たくさんの花を咲かせて、私たち夫婦を楽しませてくれた酔芙蓉。今年も芽を出してくれている。
「オランダおイネ 花まつり」で飾られているお花の鉢が10日に配布される
表町で開催中の「オランダおイネ 花まつり」、表町にはチューリップなどのプランターがずらりと並べられていた。
以前は駅地下商店街で、飾られたチューリップが配布されていて、パートナーと毎年並んでいた。今もそのチューリップは、我が家の庭で咲いてくれている。
表町でも、明日・10日に配布されるとのこと。パートナーがいれば必ず並ぶが、私一人では行く気にならない。
岡山のソメイヨシノの開花宣言はまだだが、いろんな所では開花し楽しませてくれている。
そんなソメイヨシノより2週間程度遅れて開花するのが鬱金の桜。昨日吉備路文学館に行ってみたが、まだまだ蕾は色づいていない。
その吉備路文学館の鬱金の桜を楽しむ「茶会」は、4月8日(土)に開催される。3日からは暖かい日が続く予報なので、間に合うかなと思ったりもする。
その「茶会」、以前は度々行っていたので、今年は一人だが行ってみようかと思ってもいる。