全英連参加者のブログ

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見たぞわれらのULTRAMAN

2022-05-19 04:00:00 | 全英連参加者 2022
「シン・ウルトラマン」ポスタービジュアル   謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」が次々に現れ、その存在が日常となった日本。通常兵器が全く通用せず事態が長期化する中、政府は禍威獣対策の専従組織・通称「禍特対(カトクタイ)」を設立する。田村君男(西島秀俊)を班長に、さまざまな分野のスペシャリストから成るメンバーが任務に当たる中、銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため、禍特対には分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)と組む。

 映画のTaglineを読んでもわかるのだが、「禍威獣」(=怪獣)も「禍特対」(=科学特捜隊)も、「ウルトラマン」(1966)へのリスペクト・オマージュ。僕はこれだけでも見に行く価値があると考えていた。

 事前公開のTrailerに登場するウルトラマン、禍威獣、禍特対(ピンバッジ)だけでも充分(お腹いっぱい)なのに、上映開始から禍威獣がどんどん出てくる。そして、時々にかかる劇番は、オリジナルのものも使われている。ここまでこだわるとはと感じた。直感は、最初から大当たりだと思う。

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 外星人(がいせいじん)
 ものがたり世界の「宇宙人」「地球外(知的)生命体」のこと。
 ザラブ(星人)、メフィラス(星人)が登場する。後者は人間の姿を山本耕史が演じている。
 ウルトラマンも外星人。地球に降り立ったウルトラマンは、あることから主人公神永新二と接点ができる。そして新二は「ウルトラマンになる男」となる。ネタバレは慎みたいので、いきさつは書かない。

 禍特対メンバー
 神永新二(かみなが・しんじ, 斎藤工)
 ・警察庁公安部より出向,専従班の作戦立案担当官。
 浅見弘子(あさみ・ひろこ,長澤まさみ)
 ・公安調査庁より出向,専従班の分析官。
 滝明久(たき・あきひさ,有岡大貴)
 ・城北大学理学研究科非粒子物理学専攻・専従班の非粒子物理学者。
 船縁由美(ふなべり・ゆみ,早見あかり)
 ・文部科学省出向・専従班の汎用生物学者。
 田村君男(たむら・きみお,西島秀俊)
 ・防衛省防衛政策局より出向・禍特対専従班の班長。
 宗像龍彦(むなかた・たつひこ,田中哲司)
 ・禍特対の室長。

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 浅見弘子・長澤まさみがいい
 最初は神永に振り回されるが、あることからホントの意味でバディーになる。浅見は有能な分析官。やや強引なところがあるが、切れ者だ。浅見が動くと、ものがたりが動いた。ものがたり世界の中の存在感が、思っていたよりも大きかった。
 長澤さん、以前から様々な作品で大活躍だが、劇場で出演作を見たのは「マスカレード・ホテル」以来の2本目。しっかり見たのは、本作が最初かもしれない。浅見を演じる長澤さんは、非常に可愛い。
 巨大化した浅見は見物である。

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 本作の制作決定発表時、ウルトラマンにカラータイマーがないことがずいぶん話題になった。実際に大きなスクリーンで見たけれど全く気にならなかった。正確には忘れていた。大きなスクリーンで見るウルトラマンは、圧倒的である。
 元々子供番組のヒーローであるウルトラマン。怪獣との対決場面は、暴力的ではあるが、残虐な描写は少なかったと思う。本作でもウルトラマンは怪獣を殴り、蹴るところはあるが、何か見せ方にTVシリーズ(を見た世代)への配慮が感じられた。空を飛ぶときのウルトラマンは、TVシリーズのそれと感じた。オリジナル愛だろう。
 ものがたりの展開、映像(特にウルトラマン)、禍威獣が次々と現れる日本の日常はおもしろい。僕はシン・ゴジラよりこちらの方が好きかもしれない。
 ネタバレではないが、竹野内豊さんが「政府の男」役で出演。どうみても「シン・ゴジラ」の国家安全保障担当内閣総理大臣補佐官赤坂秀樹(あかさか・ひでき)にしか見えない。狙っているのがわかる。なかなか楽しい遊びである。

 劇番でTVシリーズのものが使われている。とてもいい。

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 文中一部敬称略

 オリジナルへのリスペクト。禍威獣、外星人、音楽。楽しさ山盛り。劇場で鑑賞して損はない。


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