全英連参加者のブログ

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4つの太陽を持つ惑星を初確認

2012-10-22 05:49:22 | 全英連参加者 2012
 だんだんSFに近くなる。

 故アイザック・アシモフの作品に、6重太陽を持つ惑星を舞台にした、「夜来たる(1941年)」がある。このニュースは、さすがにそこまではいかないが、やっぱりSFのものがたり世界のようである。

 10月17日付、ナショナルジオグラフィック公式日本語サイトにこんな記事が出た。タイトルを見ただけでは、イメージが浮かばなかった。

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 恒星の数が4。
 惑星の名前(で、いいのかな)は、PH1。

 PH1の直径は地球のおよそ6.2倍。連星の周りを公転している。記事を読む限り、4つの恒星の位置関係がよくわからなかった。
 PH1は「主星が太陽系の太陽の1.7倍」、「伴星が太陽の0.41倍からなる連星」の周りを公転していると書いてあった。でも、これでは連星を公転する惑星である。連星からの距離は地球・太陽間のおおよそ3分の2であるという。金星が0.72
AUなので、金星の公転軌道より内側で太陽よりという距離になる。 
 残りの2つの恒星は、
地球・海王星間のおおよそ30倍のところを、まわっているとあるので、PH1が公転している連星を、もう一組の連星が、遥か遠くを「公転」していることになるのかな。なお、PH1は木星型の巨大ガス惑星と推定される。

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 ナショジオの英語サイトを見た。元記事は、『Planet Has Four Suns: Amateur Astronomy Finds "Tatooine" Times Two(4つの太陽を持つ惑星。アマチュア天文、タトウィーンの倍の星を発見)』である。...うまい。
 これまでにも連星を公転する惑星は6例発見済だが、このような惑星は初のことである。

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AU:
地球・太陽間を1とする単位。
 (かなりざっくりした言い方)

地球・海王星間:
The other stars are far, far away --- approximately 30 times the distance between Neptune and our sun.
 これでいくと、太陽・海王星間の距離の30倍となる。日本語訳は誤訳かもしれない。ちなみに、海王星はおおよそ30AUなので、30倍の30倍だと地球・太陽間の900倍ということになる。

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